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30代でアーリーリタイアは可能なのか?必要な金額と注意点について解説

通勤時の満員電車、仕事上のストレス、なかなか上がらない給料などに嫌気がさし、早々会社を辞めて悠々自適な生活をしたいと考えたことがある人もいらっしゃることでしょう。

会社を辞めると収入源が絶たれるため、アーリーリタイアは容易ではないことを承知の人も多いはずです。

ところが30代でアーリーリタイアすることも可能で、それを実践している人もいるのです。

そこで今回の記事は、

  • 30代でアーリーリタイアを目指す際の注意点
  • 30代でアーリーリタイアを行うのに必要な金額
  • 不労所得を作っておこう
  • アーリーリタイア後の生活についても考えておこう

以上についてお伝えしていきます。

この記事を読んで頂ければ、30代でアーリーリタイアをするため必要な金額と、注意点を知ることができます。

ぜひ最後までご覧ください。

30代でアーリーリタイアを目指す際の注意点

30代でアーリーリタイアする際の注意点は下記の2つです。

  1. 資金が底を尽きる
  2. 再就職が困難

資金が底を尽きる

人生は不確実な出来事の連続で、生活していると予想外な支出が発生することがあります。

特に30代でアーリーリタイアすると、突然の病、事件、事故に巻き込まれる等々、40代、50代でリタイアするよりも突発的な支出が発生する可能性が高いです。

安定した仕事をしていれば、働いてお金を作り出すことができますが、アーリーリタイアをしてしまうとそれができなくなります。

また会社員時代は厚生年金を支払っていましたが、アーリーリタイアすると国民年金のみの支払いとなるため、満額で月額65,008円しか貰えません。(平成31年1月18日現在)

参考:厚生労働省

計画が甘く安易にアーリーリタイアすると、資金が底を尽きてしまい、路頭に迷うことになりかねません。

アーリーリタイアする際は、しっかりとした計画を立てることが大切です。

再就職が困難

資金が底を尽くことが予想された場合、再就職して会社員に戻ることも選択肢の一つでしょう。

ところが働いていない期間があると、企業側からの信用が落ちてしまい、簡単に再就職することが難しいです。

特に50代で再就職となると、かなり限られた仕事しか残されていない可能性があります。

アーリーリタイアで完全にリタイアするのではなく、何か得意なことでもいいので仕事として行う「セミリタイア」のような生活をしておくことがリスク低減となるでしょう。

現在はクラウドソーシングサービスなどの普及で、在宅でもできる仕事はいくつもありますので、時間を見つけて探してみてはいかがでしょうか?

このような注意点を踏まえ、どれくらい資金があれば30代でリタイアすることは可能なのでしょうか?

以下で詳しく見ていくことにしましょう。

30代でアーリーリタイアを行うのに必要な金額

アーリーリタイアするために必要な金額を考える上で、以下の2つを考えることが大切です。

  1. 毎月の支出額の把握
  2. 資産運用を行うか、貯金を切り崩すか

毎月の支出額の把握

あなたは毎月いくらの支出で生活をしていますか?

このように聞かれて即答出来る方は意外と少ないのではないでしょうか?

アーリーリタイアするためには、自分の支出額を把握することが大前提です。

たとえば現在30歳で毎月20万円で生活している人を考えてみましょう。(90歳まで生きることを前提)

  • 年間支出額:20万円×12ヶ月=240万円
  • 総支出額:(90歳-30歳)×240万円=1億4,400万円

30歳から90歳まで月20万円で生活していても、総額1億4,400万円の資金が必要です。

30歳の時点でこの金額を貯めることは非現実的かもしれません。

もちろん65歳からは年金が受給できるため、もう少し低い金額で済むはずですが、それでも1億円以上のお金を作る必要がありそうです。

貯金を切り崩すか、資産運用を行うか

アーリーリタイア後の支出がわかったところで、次に貯金を切り崩すか、資産運用を行うかを考えます。

前述の例では貯金を切り崩すことが前提で、総額1億4,400万円のお金が必要であることがわかりました。

そこで活用したいのが資産運用です。

まとまった資金を資産運用しながら、運用利益を毎月に生活費にあてるという方法です。

この場合、下記の計算式でアーリーリタイア後に必要なお金を計算できます。

  • 240万円(月20万円で生活した場合の年間支出額)×25=6,000万円

年間支出額に25をかけた理由は、「4%ルール」という、アーリーリタイアするために必要な資産額を計算するためです。

資産運用で年間4%の利回りを実現させれば、アーリーリタイア後に必要な資金は6,000万円で済むということです。

不労所得を作っておこう

30代でアーリーリタイアする場合は、貯金による資産形成は難しく、資産運用が必須となるでしょう。

資産運用することのメリットは、運用結果次第では資産額を増額することも可能で、資産から収入を得ることもできます。

貯金を切り崩した生活をしていると、「いつかは底を尽く」という強迫観念に襲われながら生活することになります。

少しでも精神的な余裕を持たせるためにも、資産運用しながら不労所得を作るということを検討していきましょう。

前述させて頂いた「4%ルール」は、日本のインデックスファンドの平均利回りが4%であることから、これらの投資商品を組み入れた運用を行えば、年4%の利回りの実現は比較的容易です。

リスクを取り過ぎた運用ではなく、手堅くインデックスファンドへの投資を心掛けましょう。

アーリーリタイア後の生活についても考えておこう

念願であったアーリーリタイアを実現したとしても、その後の生活で注意すべきことがあります。

それは社会からの離れることになり、孤独を感じてしまい生きがいや、やりがいを見失ってしまうことです。

これまで会社で一生懸命働いてきて、一定の刺激を感じることが多くありますが、アーリーリタイアするとそのような刺激がなくなります。

また他人と関わる機会が大幅に減り、孤独感を味わうことになります。

アーリーリタイアは一見、夢のような生活ではありますが、これまで一生懸命頑張ってきた反動で、精神的なダメージを受けてしまう可能性があるのです。

アーリーリタイア後であっても、同じような仲間との繋がりを大切にしたり、セミリタイアという形で何かしらの仕事をするのもいいかもしれません。

30代という若さであるからこそ、一定の刺激を受けることがアーリーリタイアを成功させる秘訣と言えるでしょう。

まとめ

30代でアーリーリタイアが可能なのか、についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?

今回の記事のポイントは、

  • 30代でアーリーリタイアは可能だが、資金が底を尽くリスクと、再就職が困難になるリスクが高まる
  • 必要な資金を知るには、「毎月自分がいくらで生活できるか」を考える
  • 30代でアーリーリタイアを実現させるには資産運用は必須

でした。

30代という若さでアーリーリタイアするからこそのリスクはありますが、決して実現できないことではありません。

実現のためには、日々の生活を見直し、コツコツと貯蓄し、資産運用を行いながら資金を作り上げることが大切です。

最後までご覧頂きましてありがとうございます。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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