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【米国株動向】コストコの既存店売上高の伸び鈍化に注意

モトリーフール米国本社、2019812日投稿記事より

会員制卸売り大手のコストコ・ホールセール(NASDAQ:COST)は、2019年度(2019年8月期)当初、毎月堅調に既存店売上高を伸ばし続けていましたが、ここ半年ほどは伸びが鈍化しています。

この状況下でも、コストコ株はPER(株価収益率)34倍で取引されていることから、株価は割高との見方があります。

5%前後の既存店売上高成長

7月の既存店売上高は前年同期比5.6%増でした。

過去数か月間、コストコは、ほとんどの商品カテゴリーと世界の各地域で既存店売上高を成長させてきました。

顧客数が多いことが引き続き主な売上成長の推進要因となっています。

売上高の伸びの鈍化

過去数ヶ月間のコストコの販売実績は堅調ですが、今までの実績に及ぶものではありません。

2018年度(2018年8月期)の調整後既存店売上高は6.8%増でした。

2019年度の最初の5か月間は、前年同期比7.5%増となりました。

しかし、それ以降の6か月間で、調整後既存店売上高の伸び率が前年同期比で6%に達した月はありません。

なお先月、コストコの株価は史上最高値を更新し、株価は過去2年間で75%上昇しています。

出典:YCHARTS。2019年8月10日時点

売上高の伸び率の成長は非常に重要です。

特に米国においては、コストコの高い賃金を相殺するために、力強い売上高成長が必要となります。

なお、過去3年間では、コストコは3つの主要な方法で利益を増加させました。

これには、シティグループの新クレジットカードへの切り替え、米国の税制改革、2017年半ばの米国とカナダにおける会費値上げが含まれます。

今後数年間はこういった追い風がないため、今までほどの利益成長が見られない可能性があります。

割高なコストコ株

コストコは2016年度に5.33ドルの1株当たり利益を報告しました。

アナリスト予想では、2019年度の調整後1株当たり利益は8.07ドルです。

これは2016年度比51%の増加となり、過去3年間で見ると、1株当たり利益の年間成長率は15%になります。

一方、アナリストは2020年度(2020年8月期)に売上高は約7%増加し(新店舗のオープンの影響を含む)、1株当たり利益は6%増加すると予想しています。

これらの予想に基づくと、コストコの予想PERは32倍です。

しかし、同社が現在の低成長を続けた場合、このPERは高すぎると考えられます。

コストコは、強固な経済優位性を有する優良企業です。

しかし、現在は割高であるということを投資家は覚えておくべきでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Adam Levine-Weinbergは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、コストコ・ホールセール株を推奨しています。モトリーフール社は、コストコ・ホールセール株に関するオプションを保有しています(2020年1月の180ドルのショート・コールと2020年1月の115ドルのロング・コール)。

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