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3分でわかる投資のリスク!正しい意味と種類を理解しよう!

老後2,000万円問題の影響で、老後に不安を抱える人によるNISAやiDeCoの申し込みが急増し、老後資産運用のセミナーは大盛況だとニュースになっていました。

年金問題は今に始まったことではないにしろ、「100年安心」という言葉を受けて年金だけで老後を豊かに暮らせるのだと思いこんでいた人達が、今回の「政府からのメッセージ」を受け取ってしまい、ネット証券に申し込みが殺到したということでしょう。

これまで投資をしたことがなく、老後の不安を駆り立てられて急に投資を始めた人は、投資の本当のリスクを理解されているのでしょうか。

「投資にはリスクがあります」といわれても、それがどのようなリスクでどんな影響があるのかわかりにくいのではないかと思います。

そこで今回は、投資のリスクを6つお伝えしていきます。リスクを正しく理解して上手に付き合いましょう。

投資リスクとは

「株は怖いのでやらない」という声を聞いたことはありませんか。

「怖い」には、リスクがあるからやらないという意味があるのは誰もが知るところですが、怖いのは株だけではありません。

運用をプロにお任せしている投資信託であっても、元本が保証されているわけではないのです。

これは投資のリスクでもありますが「金融商品の前提」です。

そもそもリスクは「危険」という意味で使われますが、金融商品においては、それで損失が出ようと利益が出ようと、「すべては不確実性なものである」といえるのです。

つまり、リターンもリスクのうちだということ。

儲かるかもしれませんが損をすることもあります、というのが金融商品の本質です。

その振れ幅(変動)が大きければ大きいほどリスクが高いといわれますが、その分リターンが大きいともいわれるのです。

このことを踏まえ、投資には6つのリスクがありますので、ひとつずつご紹介していきます。

価格変動リスク

株や債券の価格が変動することをいいます。

株式の場合は企業の業績などの影響を受け、投資信託では、組み入れている株式や債券の影響を受けます。

一般的には、企業の業績、経済情勢、国内外の政治の影響を受けやすいといえます。

為替変動リスク

為替レートが変動することで、予期しない損益が発生することをいいます。

円高や円安の影響があり、外国の株式や債券で運用している投資信託では、基本的に為替変動リスクがあります。

一般的には円高になれば投資信託の基準価額がマイナス要因になります。

金利変動リスク

金利が変動する可能性のことをいいます。

一般的には、インフレなどで金利が上がると債券価格は下落し、デフレで金利が下がると債券価格は上がります。

信用リスク

国が財政難になったり、企業が経営不振などの理由で株価が下がったりするリスクのことをいいます。

会社が倒産してしまうと、株や債券が無価値になることもあり、予め定められていた分配金や償還金を受け取ることができない場合があります。

カントリーリスク

投資対象の国の政治や経済情勢が不安定な場合、資産の価値が変動してしまうリスクのことをいいます。

また、テロや戦争が起きることでも変動が起きやすいため、新興国の場合は先進国よりカントリーリスクが高いといえます。

取引に対して大きな規制が設けられた場合には、基準価額が大幅に下落したり、運用そのものが困難になったりすることもあります。

繰上償還リスク

この繰上償還リスクは債券と投資信託に限ったリスクです。

繰上償還とは、何らかの形で強制的に解約されてしまうことをいいます。

通常、運用期間が10年と決まっていれば、10年後の時点での評価額を受け取ることになります。

しかし、期限を待たずに償還したり、無期限となっていても運用を強制的に終了したりするのです。

強制終了になれば、満期までに得られたはずの利益が受け取れなくなるリスクが発生します。

また、投資スケジュールを立てていた人は、繰上償還によってまた新たにスケジュールを建て直す必要があります。

リスクとリターンは表裏一体

高いリターンを得るためには、高いリスクが伴います。

たとえば、ゆりかごやブランコを大きく揺らそうと思えば、反対方向に下がることが必要なように、リターンを大きく取りたいなら、ある程度大きなリスクがあることは覚悟しておかなければなりません。

反対にリスクが怖いからといってまったくリスクのない金融商品を選ぶと、いつまでたっても増えないどころか、資産価値が目減りしてしまうことがあります。

かけられるリスクはかけたほうが得られるリターンが大きくなります。

とはいえ、投資を始める年齢や資産、年収によってかけられるリスクも変わってきます。自分にあった運用方法を心がけましょう。

リスクと上手に付き合うには

なるべくリスクを抑えるには、資金をひとつにまとめず、さまざまな種類の金融商品に分散させます。

分散には銘柄や地域、時期の3つで分けるという考え方があります。

国内株式や外国債券、投資信託や国内REITなどを組み合わせるなど、複数の銘柄で分けるとリスクを減らすことができます。

また、投資対象は日本の株式だけではありません。

その他の先進国や新興国などのように異なる地域を組み合わせることで、経済状況の変化によるリスクを軽減することができます。

さらに、一度に多額の投資を行うのではなく、つみたてNISAやiDeCoのように少額を定期的に、長期に投資することでリスクを軽減するという手法があります。

このように、資産運用は投資先や投資時期を分散させることがとても大切です。

まとめ

投資を始めてみたいけれどリスクが怖いという投資初心者の方に向けて、6つのリスクについて解説してきました。

イギリスには、「たまごをひとつのかごに盛っているとすべて割れてしまうけれども、かごをいくつかに分散していれば、ひとつのかごを落としてもすべてのたまごを割ってしまうことは避けられる」という資産運用のことわざがあります。

必要以上にリスク怖がるのではなく、上手に分散しながら投資をすることが大切です。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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