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配当株投資で注目すべき米国のETFと配当銘柄

モトリーフール米国本社、2019年8月4日投稿記事より

ここでは、注目される米国の高配当株(REITを含む)やETFを紹介します。

配当株投資は高齢者や定年退職者向けと思われがちですが、配当を重視する人には世代に関係なく取り組むべき投資スタイルです。

米国では、数十年にわたって配当を継続するのみならず、増配を続けている企業が多くあります。

もちろん、単に配当が高ければいいとか増配すればいいということではありません。

増配を長期的に継続するための増益見通しが重要です。

以下で、質の高いETF(上場投資信託)および配当株を説明します。

バンガード・米国高配当株式ETF(NYSEMKT:VYM)

・400以上の高配当株に投資し、投資家に分散されたエクスポージャーを提供

・「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」への連動を目指す

・経費率は0.06%で競合ファンドの経費率平均を大きく下回る

・保有上位銘柄に含まれるのは、ジョンソン&ジョンソン、JPモルガン・チェース、エクソンモービル、プロクター&ギャンブル、AT&T

・四半期ごとに配当

バンガード・米国増配株式ETF(NYSEMKT:VIG) 

・優れた増配実績がある約200の株式に投資し、増配株カテゴリーの中で分散されたエクスポージャーを提供

・「NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス」への連動を目指す

・経費率は0.08%で競合ファンドの経費率平均を大きく下回る

・保有上位銘柄に含まれるのは、マイクロソフト、ビザ、ウォルマート、プロクター&ギャンブル、ジョンソン&ジョンソン

・四半期ごとに配当

(訳注:上述のバンガードの2つのETFは、日本で購入可能です。)

会社名

(ティッカー名)

主力分野 時価総額 予想配当利回り
ペプシコ

(NASDAQ:PEP)

飲料および食品 1739億ドル 3.00%
ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズ

(NYSE:BIP)

インフラ、天然資源開発 123億ドル 4.52%
ウォルト・ディズニー

(NYSE:DIS)

エンタテインメント 2491億ドル 1.24%
リアルティ・インカム(REIT)

(NYSE:O)

商業用不動産 217億ドル 3.90%

出典:主力分野は各企業の報告資料。時価総額、予想配当利回りはYAHOO! FINANCE。2019年8月5日時点

ペプシコ

ペプシコは、コカ・コーラとは異なり、「ペプシ」飲料ブランドに加えてスナック食品部門があります。「ドリトス」ポテトチップスや「クエーカー」シリアル商品が含まれます。

同社はこういった強力なブランドおよび製品群を擁し、巨大な製造および供給ネットワークを維持し、業界のリーダー的ポジションを継続しています。

世界的な健康志向により甘い炭酸飲料の需要が減少しつつありますが、ペプシコの場合、飲料部門の値上げやスナックなどの食品部門の増収がそれを補っています。

ペプシコの高い配当性向実績と平均を上回る配当利回りは、配当を重視する投資家を引きつけています。

そして、同社は今後も投資家の期待に応えようとしています。

【米国株動向】ペプシコ決算:利益はアナリスト予想上回る

ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズ

ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズはマスターリミテッドパートナーシップ(MLP、共同投資事業形態の一つ)で、エネルギーおよびインフラ関連投資が中心です。優れた業績と積極的な増配により、年平均ROE(自己資本利益率)は、2008年から2018年まで15%前後で推移しました。さらに、ブルックフィールドは、今後についても12%~15%の年平均ROEを目指しています。

インフラビジネスは新規参入リスクが比較的低く、リセッションにも強いため、配当余地は十分にあります。

ブルックフィールドは配当を年に5%~9%引き上げていくことを長期目標に掲げています。

4%以上の配当利回りを持つ魅力的な4米国銘柄

ウォルト・ディズニー

ウォルト・ディズニーの配当利回りは市場平均を下回りますが、長期的な配当性向および利益成長の大きなポテンシャルがあります。

同社は近年配当性向を上げてきていますが、利益およびフリーキャッシュフローの増加が伴っているため、配当性向は著しく上昇していません。

メディア・エンタテインメントの巨大企業であるディズニーは、有名なキャラクターや映画などのコンテンツをさまざまなプラットフォームで多重活用して収益化しています。

また、メディア産業の変化に対応してビジネスを進化させています。

このため、メディア関連の環境が変化したとしても、高度に統合化されているビジネスモデルにより、ディズニーは株主還元をいっそう進めていくと考えられます。

ポートフォリオの中核となりうる3銘柄:バークシャー、ディズニー、ナイキ

リアルティ・インカム

リアルティ・インカムはREITで、米国およびプエルトリコの独立小売店舗の保有に焦点を当てたREITです。

Eコマースの拡大で既存小売店舗の将来に懸念を示す投資家もいますが、リアルティ・インカムの保有物件は高い稼働率を誇っています。

これは、同REITが、オンライン小売企業の拡大の影響を大きく受けないようなテナントをターゲットにしているためです。

主要テナントには、薬局チェーン、セブン-イレブン、フェデックス、LAフィットネスなどが含まれます。

リアルティ・インカムは毎月分配金を出すので、米国では定年退職者の社会保障収入の補完で人気があります。

優れた小売店舗関連REITであるリアルティ・インカムの10年後は?

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


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マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Keith Noonanは、AT&T株とウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール社は、マイクロソフト株、ビザ株、ウォルト・ディズニー株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、プロクター&ギャンブル株をショートしています。モトリーフール社は、ディズニー株に関するオプションを保有しています(2021年1月の60ドルのロング・コールと2019年10月の125ドルのショート・コール)。モトリーフール社は、マイクロソフト株に関するオプションを保有しています(2021年1月の85ドルのロング・コール)。モトリーフール社は、ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズとジョンソン&ジョンソン株を推奨しています。

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