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英国では賃貸不動産よりもREITに注目

モトリーフール英国支局、2019年6月22日投稿記事より

英国では、賃貸用不動産は昔から幅広い投資家に人気があります。

しかし、今日ではREIT(不動産投資信託)に注目した方がよいと思われます。

REITは、賃貸不動産よりもはるかに大きな分散を提供します。

また、家主としてのリスクが軽減されます。

REIT価格はかなり安定しており、賃貸不動産運用よりも分配金リターンが大きくなる可能性があります。

そのため、FTSE 100とFTSE 250が長期投資家にREITに関して幅広い投資機会を提供している今こそ、賃貸不動産運用からREIT運用に転換するのに適した時期になるのではないでしょうか。

投資分散の重要性

多くの賃貸用不動産投資家のポートフォリオは小さいものです。

彼らは、不労所得または退職所得を生み出すことを目的としていますが、賃貸用不動産を1つしか保有していないケースも数多く見られます。

この集中投資は大きなリスクを伴います。

賃貸不動産運用は、年金に次ぐ第二の収入を生み出す手段ではありますが、将来的にはその維持が困難になる可能性があります。

規制の変更や英国経済に対する不確実性が長引き、賃貸料が期限内に支払われなくなる可能性があるからです。

そのため、分散ポートフォリオを持つことがますます重要になります。

REITへの投資を通じて、さまざまな地域でさまざまなタイプの不動産物件への投資が可能になります。

一部のREITは小売店舗、オフィス、住宅など各種不動産へのエクスポージャーがあるため、一つのセクターへの依存度がさらに低下しています。

その結果、REITへの投資は賃貸不動産への投資よりもリスクが小さくなるでしょう。

潜在的なリターンの見通し

国内の多くの地域において、住宅価格に比して家賃収入が低いため、賃貸不動産運用は下火になりつつあります。

印紙税の課徴金などの税金の変更により、過去10年間のようなリターンを生み出せなくなっている可能性があります。

一方、FTSE 350上場REITの多くは現在、純資産価値を下回って取引されています。

これは、投資家がREITを購入する機会を待っていることを意味します。

いくつかの大型REITのPBR(株価純資産倍率)は0.6倍まで低下しています。

電子商取引による配達需要の増加から恩恵を受けているセグメントは倉庫関連REITで、急速に成長しています。このようなREITは今後もさらに成長していくでしょう。

実際、中期的に金利の上昇が予測される中では、こういったREITの成長率は賃貸不動産の成長率を大幅に上回る可能性があります。

結論

ISA(日本のNISAのモデルとなった英国の制度)が整備されている現在においては、英国では賃貸用不動産ではなくREITに注目すべきとの見方があります。

REIT投資によって、高いリターンを得ながら、より広範な投資分散を通じてリスクを減らせると考えられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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