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【米国株動向】コカ・コーラ、主力ブランドをさらに強化

モトリーフール米国本社、2019730日投稿記事より

1886年に設立されたコカ・コーラ(NYSE:KO)は、アメリカで最も歴史ある大手ブランドの1つです。

コカ・コーラの長期戦略は「総合飲料企業」になることで、一般的に砂糖分が多いソフトドリンクから離れ、商品ラインアップの多角化を進めています。

しかし、最近の好業績と株価上昇の背景には、主力「コカ・コーラ」ブランドの充実と拡大があります。

【米国株動向】コカ・コーラ、堅調な第2四半期決算で株価上昇

「コカ・コーラ」ブランド関連が売上高を牽引

第2四半期(4月〜6月)では、「コカ・コーラ」ブランド製品売上が堅調で全体で6%の増収となりました。

炭酸飲料市場が縮小しつつあると多くの人が感じている中、コカ・コーラは実績を残しています。

コカ・コーラの経営陣がイノベーションとマーケティングの両方の面からどのようにブランド力を高め、時代の変化に適応させているかを紹介します。

コカ・コーラ・ゼロシュガー

コカ・コーラ・ゼロシュガーは、糖分を一切含まない最新のコーラです。

1982年にリリースされた「ダイエットコーク」も糖分ゼロ、ゼロカロリーですが、コカ・コーラ・ゼロシュガーはオリジナルのコーラの味に近くなるように調整されています。

(訳注:トランプ大統領はダイエットコークを毎日12本飲んでいると言われています。)

コカ・コーラ・ゼロシュガーは2016年に発売が開始され、過去7四半期連続で2桁成長しています。

コカ・コーラ・ゼロシュガーは米国だけでなく世界的にもヒットしています。

小さな缶

肥満と砂糖を避ける消費トレンドに対応し、コカ・コーラは缶を小さくしました。

これが奏功し、コカ・コーラの北米の販売数量は前四半期に1%減少しましたが、売上高は4%増加しました。

「デザート感覚」

コカ・コーラを小さな缶にしたことで、しっかりとした飲料ではなく、ちょっとした「デザート感覚」で飲まれるようになっています。

コカ・コーラのデザート感をさらに高めるため、2月にコカ・コーラ・オレンジバニラを発売しました。

また、2018年にはダイエットコークでジンジャーライム、チェリー、ブラッドオレンジ、マンゴーなど、様々なフレーバーを発売しており、予想を上回る売上を記録しました。

ラインナップの多角化

近年コカ・コーラは、炭酸飲料からエネルギー飲料やコーヒーへラインナップを多角化させています。

昨年はエナジードリンクブランドのモンスタービバレッジ(NASDAQ:MNST)の少数株主になりました。

4月には、スペインをはじめとする14の市場でエナジードリンクの「コカ・コーラ・エナジー」の試験発売を開始しました。

モンスタービバレッジへの出資を考えれば、驚くべき行動かもしれません。

これに関して経営陣は以下のコメントを述べました。

「エナジードリンク分野は急速に成長し、拡大しています。我々はモンスターとの提携に引き続き全力で取り組んでいきます。そして、コカ・コーラのエナジードリンク分野でさらに多くの価値を生み出し、急速に拡大しているこの分野で新たな顧客を取り込む機会があると考えています。」

言い換えれば、エナジードリンクを普段飲まない人々をコカ・コーラというブランドを使って引き寄せようとしているように考えられます。

さらに、通常のコーラよりもカフェイン含有量が多く、コーヒーとコーラを組み合わせた「コカ・コーラ・プラスコーヒー」を26カ国で販売開始しました。

コカ・コーラのブランド力

コカ・コーラは、フォーブスが発表している「世界で最も価値あるブランド」ランキングで今年6位にランクインしました。

なお、上位5社はすべて大手ハイテク企業でした。

コカ・コーラはこのリストの中で最も歴史ある企業であり、長年にわたってブランド力を保つことができる経営陣の能力の高さを示しています。

コカ・コーラの成功は決して偶然ではありません。

消費者の嗜好を常に探求してブランドのカテゴリーを拡大し、適切なマーケティングを行うことで、経営陣はブランドを育て続けていると考えられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Billy Dubersteinは、ネットフリックス株を保有しています。筆者の顧客は記事で言及されている株式を保有している可能性があります。モトリーフール社は、モンスタービバレッジ株、ネットフリックス株を保有し、そして推奨しています。

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