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【米国株動向】バークシャー、第2四半期決算は堅調、現金さらに積み上がる

モトリーフール米国本社、2019年8月3日投稿記事より

バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK-A) (NYSE:BRK-B)は3日に第2四半期(4月~6月)決算を発表し、特に大きなサプライズはありませんでした。

事業は堅調で、株式ポートフォリオは好調な株式市場全般の動向を反映してパフォーマンスをあげ、バランスシート上の現金の積み上げが続きました。

【米国株動向】バークシャー・ハサウェイ株を買い増す5つの理由

利益は増加、しかし株の未実現益を反映

バークシャーのB株1株当たり利益は、前年同期比18%増の5.74ドル(約620円)でした。

しかし、この利益には巨大な株式ポートフォリオの未実現益が反映されており、注意が必要です。

バークシャーCEOのウォーレン・バフェットも「利益水準を見るのは無意味」と常々語っています。

S&P500は第2四半期に4%上昇しており、これを受けて株式ポートフォリオの77億7000万ドルの未実現益がバークシャーの利益に反映されています。

前年同期は51億2000万ドルでした。

堅調な事業部門の業績

バークシャーの事業部門の全収入は前年同期比2.3%増の636億ドルでした。

営業利益は前年同期比約11%減の61億4000万ドルでしたが、第1四半期比では10%増でした。

前年同期比での減少は、保険事業の引受収入減が影響しています。

現金さらに積み上がる

第2四半期末時点の現金および現金同等物の残高は1224億ドルで、第1四半期末の1142億ドルからさらに増えています。

第2四半期末時点の残高は過去最高で、バークシャーは株式投資および買収で有効な投資先を引き続き探していることを示唆しています。

バフェットは常に最低200億ドルの現金維持を強調しているので、1000億ドル以上の現金が滞留していることになります。

なお、バークシャーがバンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)株をかなり買い増したと言われていますが、それがいつ行われたかは分かっていません。

また、バークシャーはオキシデンタル・ペトロリアム(NYSE:OXY)に100億ドルの投資をコミットし、オキシデンタルのアナダルコ・ペトロリアム(NYSE:APC)買収を支援していますが、買収はまだ完了していません。

いずれにせよ、株式ポートフォリオの詳細については、8月15日に発表される13F提出資料を見る必要があります。

また、第2四半期の自社株買いは約4億ドルにすぎず、第1四半期の17億ドルからかなり減少しました。

第2四半期決算の結論

第2四半期決算には大きなサプライズはありませんでした。

バークシャーが大規模な株式投資、買収、自社株買いに現金を大きく投じなかったので、投資家は失望したかもしれません。

しかし、バークシャーの事業は順調で、さらに積み上がった現金を活用するための有利な投資機会を引き続き狙っているのでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Matthew Frankel, CFPは、バンク・オブ・アメリカ株とバークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しています。モトリーフール社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)に関するオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのショート・プットと2021年1月の200ドルのロング・コール)。

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