The Motley Fool

米国のヘルスケア関連REITに注目

モトリーフール米国本社、2019622日投稿記事より

米国のヘルスケア施設関連REIT(不動産投資信託)はこの1年堅調に推移しています。

有名なヘルスケアREITの多くは、過去12か月間でREIT価格が30%以上も上昇しています(記事執筆時点)。

ケアトラストREIT(NASDAQ:CTRE、以下「ケアトラスト」)はその上昇リストのトップにあり、昨年6月以来49%上昇しています。

支払われた分配金を合計すると、トータルリターンは過去1年間で56%になります。

ケアトラストの価格は、FFO(Funds From Operationsの略で、REITの収益力を示す指標。

純利益に減価償却と不動産売買損益を足す)に基づくキャッシュフローよりもはるかに速く上昇しています。

その結果、バリュエーションで割高になっています。

その一方、REIT価格はバランスシートとキャッシュフローの状況、そして非常に優れた経営陣の成果に基づいているという議論もあります。

当REITを買うべきかどうかという点ですが、ケアトラストは割高であっても購入する価値があるREITとの見方があります。

既存資産の優れた組み合わせ、高齢化の大きな追い風、そしてヘルスケアREITの分野で最高のパフォーマンスを発揮する経営陣の存在により、今後20年間で最高のREITの1つになる可能性があります。

割高なケアトラスト

この1年間でケアトラストのREIT価格は急騰しましたが、経営陣の今年のキャッシュフロー予想は1投資口あたり1.35~1.37ドルで、昨年実績の1.28ドルからわずかな上昇です。

この結果は、分配金利回りに反映されます。ケアトラストを最近のREIT価格で購入した投資家は、3.4%の分配金利回りを得られるでしょう。当REITと他のREITの分配金利回りには大きな差があります(下の表参考)。

ヘルスケア関連REITの分配金利回り推移(直近12カ月、単位:%)

出典:YCHARTS。2019年6月21日時点

ケアトラストが割高でも価値がある理由

確かに、投資家はHCP Inc.(NYSE:HCP、以下「HCP」)、Welltower(NYSE:WELL)、Physicians Realty Trust Devidened のいずれかに投資することによってより高い分配金利回りを獲得できます。

HCPとWelltowerはシニアに焦点を絞った住宅と医療施設を所有しているため、米国のベビーブーマー世代の人口が高齢化すれば、業績はさらに向上するでしょう。

しかしケアトラストは、バランスシートとキャッシュフローの強みで際立っています。

ケアトラストの貸借対照表を見ると、負債が比較的少なく、キャッシュフローの一部のみを分配金に使用していることを示しています。

これは、ケアトラストに財務的な余裕があること、成長領域に資金を投資するための準備があることを示しています。

ケアトラストは依然として、シニア住宅とヘルスケアの不動産業界においては、比較的小さな存在です。

HCPは700以上、Welltowerは1,700以上の不動産を保有していますが、ケアトラスト は250以下の不動産しか所有していないため、まだまだ伸びしろがあります。

さらにケアトラストは、同業他社以上に分配金を維持し、さらに長期にわたって引き上げるための努力をしています。

ですから、同REITは割高にはなっていますが、長期投資家にとっては依然として優れた投資対象との見方があります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、テクノロジー分野に投資したい投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「人工知能というテクノロジーの「第三の波」が、日本の年間GDP以上の付加価値を生み出す」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

元記事の筆者Jason Hallは、ケアトラストREITを保有しています。モトリーフール社は、記事で言及されている銘柄を保有していません。

最新記事