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【米国株動向】GE、第2四半期決算で改革の成果、通期予想も上方修正

モトリーフール米国本社、2019年7月31日投稿記事より

ゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)のCEOラリー・カルプは、昨年10月の就任以来経営改革を進めてきましたが、具体的な成果が出始めました。

GEが31日水曜に発表した第2四半期(4月~6月)決算では、売上高、調整後EPS(1株当たり利益)、主力産業部門の調整後フリーキャッシュフローは全て前年同期比では減少となりましたが、通期予想を全て引き上げました。

しかし、市場は、大規模なリストラの最中で低迷が続く電力部門などを嫌気し、株価は一時4.5%下落しました。

【米国個別株動向】GEは復活しつつあるのか?

第2四半期決算の概要

第2四半期の売上高は前年同期比1.1%減の288億ドル(約3兆1,000億円)で、アナリストのコンセンサス予想の287億ドルを上回りました。

調整後EPSは0.17ドルで(前年同期は0.18ドル)、アナリスト予想の0.12ドルを上回りました。

産業部門の調整後フリーキャッシュフローは、前年同期の3億1,600万ドルの赤字から9億9,300万ドルの赤字に悪化しました。

ボーイング737MAX機の運航停止に関連した税金や運転資金の悪影響が出ています。

なお、決算の詳細を見ると経営改革の進捗が明らかになります。

産業部門のオーガニック売上高(M&Aや為替の影響を除く)は、前年同期比7.4%増の277億ドルと大きく伸びました。

電力部門の売上は25%減でしたが、経営陣によれば事業は安定化に向かっています。

同部門は1億1,700万ドルの利益をあげ、第1四半期の8,000万ドルから改善しています。

ただし、GEの長期的な成長ドライバーである航空事業の売上は4.8%増にすぎず、受注は10%減少しました。

新型GE9Xエンジンのデザイン変更や全エンジンを担当しているボーイング737MAX機の運航停止が大きく影響しました。

なお、6月のパリ航空ショーでエンジン等のかなりの受注があり、第2四半期末時点の受注残高は前年同期比17%増の2,439億ドルとなっています。

今後の見通し

GEは完全回復からはほど遠い状態ですが、2019年上半期の実績は経営陣の期待を上回りました。

このため、経営陣は通期予想を引き上げました。オーガニック売上高は5%前後の増加を見込んでいます。

産業部門のフリーキャッシュフローは10億ドル引き上げおよそトントンの水準(上下10億円の幅)、調整後EPSは0.05ドル引き上げて0.55ドル~0.65ドルを予想しています。

これは、予想を下回るリストラコストと電力部門の安定化に起因します。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Adam Levine-Weinbergは、ゼネラル・エレクトリック株とウェスティングハウス・エア・ブレーキ・テクノロジーズ株を保有しています。モトリーフール社は、ウェスティングハウス・エア・ブレーキ・テクノロジーズ社の株式を保有し、そして推奨しています。

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