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投資をはじめるお金がない?少額からでも投資をはじめるべき3つの理由

老後に年金以外に2000万円以上の資産がないと生活が成り立たないため、投資をするべきだという主旨の金融庁のレポートがSNSなどで話題になりました。

日本経済新聞のニュースでも、ネット証券に申し込みが急増したことが取りあげられています。

一方で投資は富裕層やお金に余裕がある人のためのもので、自分には関係ないと感じている人も多いのではないでしょうか。

確かに1万円や2万円だけでは主要な日本株を取引することも難しいですし、手数料負けなども気になるでしょう。

それに小さい額を運用しても焼け石に水で仕方がないのではと考えてしまうかもしれません。

しかし投資は資産家のためだけにあるのではありません。

むしろ、これから資産を築いていきたい人こそ少額からでも投資をはじめるべきです。

少額でも投資をはじめるべき理由と具体的な方法をご紹介します。

投資をする十分なお金がない人も多い時代

日本人の年収分布は国税庁の調査によると半数以上が400万円台以下です。

手取りも社会保険料や子供の扶養控除の廃止など様々な要因で年々減り続けている傾向にあります。

日々の生活や支払いだけで精一杯でとても投資に回せる資金をまとめて用意できないと考えている人も多いのではないでしょうか。

50代の30%が貯蓄ゼロ、30代、40代の貯蓄ゼロが23%という調査結果もあります。

子供の教育や親の介護などの出費も決して小さくはありません。

住宅ローンや保険、携帯代など生活をしていくだけでお金はかかるものです。

投資にお金をまわす余裕すらないと悩んでいる人も決して少なくはないでしょう。

少額からでも少しずつ投資をはじめるべき3つの理由

投資はまとまった資金ができてからと考えている人もいるかもしれません。

しかし月に1万円、2万円程度からでも投資をはじめた方が良い理由が3つあります。

理由1:失敗は投資額が小さいうちにした方が良い

投資に慣れていない人が、いきなり大金をよく分からない金融商品につぎこんで失敗をしてしまうことも投資の世界では良くきく話です。

高級取りの人やビジネスで成功している人でも投資の世界では初心者という人が多いでしょう。

長く投資を経験している人には当たり前のリスク管理や知識などもなしに、いきなり大きい資金をつぎ込むことはおすすめできません。

小さな額からはじめれば失敗しても挽回できます。

いきなりまとまった資金を運用するのではなく、少しずつ投資する資金を増やしていく方が資産を守れます。

理由2:実践を通して投資の基礎をすぐに身につけられる

少額でも投資をすることで、実践を通して投資の勉強をすることができます。

例えば株の買い方や投資信託、ETFの選び方など自分のお金を少しでも投資にまわすことで学べることがたくさんあります。

株や投資信託の注文の仕方など本や情報サイトを読むよりも、実際に手を動かして自分でやってみることで身につくこともたくさんあります。

まとまった資金ができるまでは投資に手を出さないという態度では、いつまで経っても実践を通して投資を学ぶことができません。

理由3:小さな積み重ねが資産形成に長い目でみるとつながる

小さな積み重ねが資産形成につながります。

投資の世界でよく言われるのは複利の力です。

運用資金が100万円の場合、単利と複利では運用成績がかなり変わります。

年利回り10%で運用する場合、単利なら5年で150万円ですが、複利なら161万円になります。

そして複利の力は長く投資を続けるほど大きくなります。

10年で260万円、20年で673万と複利運用を長く続けると資産が雪だるま式に膨らみます。

まとまった資金ができてから投資をするよりも、小さな額からでも少しずつ投資をはじめることで時間を味方につけることができます。

少額からはじめるなら2種類の口座を開設しよう

まとまった資金は用意できないけど、投資を少しずつはじめてみたいという人はNISAとiDeCoの口座を開設しましょう。

どちらも税制的な優遇措置があり、しかも少額投資に適している口座です。

短期トレードで利益を出すのには向いていませんが、長期の資産運用に向いている口座です。

NISA口座を開設しましょう

NISA口座は一人一口座だけもてる非課税口座です。

一般NISA、つみたてNISA、未成年向けのジュニアNISAの3つがあります。

一般NISAは毎年120万円まで、非課税投資枠最大600万円までという制限がありますが、利益や配当・分配金に税金がかかりません。

通常の口座ならば売却益などで2割程度の税金がかかります。

しかしNISAならば非課税で運用が可能です。

銘柄変更で株や投資信託を買い替えても非課税枠を使ってしまうことになるため、中長期で積立られるタイプの投資対象に適しています。

ただしNISAの非課税期間は最長5年間です。

つみたてNISAは毎年40万円、20年間で最大800万円までの非課税枠を利用できます。

非課税期間が最長で20年あるため、積立を長期的に続けていく投資法をするならおすすめです。

iDeCoは所得控除がメリット

iDeCoは個人型確定拠出年金のことです。

私的年金制度でiDeCoに拠出した資金は原則60歳以上からでないと受け取れません。

iDeCoは運用益が非課税になり、しかも掛金全額が所得控除の対象になります。

所得税などを少しでも軽くするためにiDeCoを活用するのも有効です。

手数料が安いネット証券・スマホ証券を活用しよう

iDeCoやNISAは非課税の恩恵を受けられる反面、銘柄の入れ替えがしづらいなどのデメリットもあります。

通常の一般口座や特定口座で運用する場合は、取引手数料が安いネット証券やスマホ証券で取引をはじめましょう。

対面の証券会社はアドバイスなどをくれる反面、意に沿わない金融商品をすすめられてしまうこともあります。

また手数料もネット証券・スマホ証券に比べると一般的に割高です。

少額から投資をはじめる場合は取引手数料を抑えた投資をすることで手数料負けしづらくなります。

日本株なら株式会社スマートプラスのSTREAMなら手数料無料で取引もできます。

投資信託やETFは信託報酬の安いタイプを選ぼう

少額から投資をはじめるなら、個別株よりも投資信託やETFの方が個別株よりも買いやすいです。

最小売買単位が小さく、個別株ならではのリスクも軽減されるからです。

ETFや投資信託は分散投資されている金融商品を小口で買えるため、小さな額ではじめられリスクもおさえられます。

投資信託やETFを買う際に注目して欲しいところは信託報酬です。

信託報酬は簡単にいえば運用をしてもらう代わりにかかる費用です。

中長期で運用する場合、信託報酬が安い方が運用に有利です。

少額からはじめるならインデックスファンドがおすすめ

少額で少しずつ投資をはじめるなら、まずはインデックスと連動した投資信託やETFがおすすめです。

一般的にインデックスに連動したファンドは信託報酬も安く、運用成績も多くのアクティブファンドに勝ると言われています。

投資信託ならeMAXIS Slimシリーズで全世界株式や米国株式などのインデックスに連動したタイプが信託報酬も安くおすすめです。

ETFでもVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)やSPY(スパイダーのS &P500)など様々なインデックスに準じた動きをするものが選べます。

まとめ

投資はまとまった資金がなければはじめられないと感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし少額からでもはじめると以下のようなメリットがあります。

  • 失敗しても大きな損をせずに済む
  • 実際に少額からでも投資をはじめることで学べることがたくさんある
  • 時間を味方にした長期運用ができる

NISAやiDeCoなどの税制上優遇された口座や、手数料の安いネット・スマホ証券など投資に必要なインフラは揃っています。

毎月1万円程度からでも投資ははじめられます。

まとまった資金を用意してからでなくとも少額から投資をはじめてみましょう。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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