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【米国株動向】ラスベガス・サンズ、日本のカジノ市場に照準

モトリーフール米国本社、2019年7月29日投稿記事より

大手カジノリゾートのラスベガス・サンズ(NYSE:LVS)は、アジアではマカオとシンガポールで事業を拡大しており、長期的には次の大型カジノ市場になると見られる日本に照準を合わせています。

第2四半期決算の概要

ラスベガス・サンズの第2四半期(4月~6月)決算では、売上高は前年同期比0.9%増の33億3,000万ドル(3,629億円)でした。

純利益は、サンズ・ベツレヘムの売却益5億5,600万ドルがあり、前年同期比63.9%増の11億ドル(1株当たり利益0.70ドル)でした。

増収率はそれほどではありませんでしたが、決算の詳細を見るとアジアの貢献が浮き彫りになってきます。

マカオ戦略は奏功

マカオはラスベガス・サンズの売上高の約60%を占めています。

第2四半期のマカオのカジノ収入は横ばいでしたが、「パリジャン・マカオ」や「フォーシーズンズ/プラザ」などのホテル売上が堅調だったため、マカオ全体の売上高は前年同期比1.4%増の21億5,000万ドル、調整後EBITDA(支払い利息・税金・償却控除前利益)は2%増の7億6,500万ドルでした。

伸び率は小さくは見えるものの、カジノ市場で成長している数少ない市場の一つです。

マカオでの堅実な業績は、一般客向けカジノ関連施設に注力した成果とみられます。

将来投資を進める

ラスベガス・サンズには今のところ日本以外で新たな市場はないため、既存施設の改善を進めています。

最も大きなプロジェクトは、シンガポールのマリーナベイ・サンズの33億ドルをかけた拡張です。

マリーナベイ・サンズの過去3年の業績は停滞気味ですが、それでも直近四半期の売上高6億8,800万ドルと調整後EBITDAの3億4,600万ドルは重要です。

拡張計画にはホテルで1,000室新設、エンタテインメント施設および会議施設の増設が含まれます。拡張コストは極めて高いですが、施設の活性化に大きく貢献するでしょう。

【米国個別株動向】ラスベガス・サンズ、シンガポールのカジノ免許更新の影響は?

ラスベガス・サンズにとって次の大きなクジラは、日本でのカジノ運営権です。

CFOのパトリック・デュモンは、日本でのカジノ設立をバランスシート上で準備していると述べています。

もしラスベガス・サンズが日本にカジノリゾートを建設することができれば、世界で最も利益率の高い施設の一つになる可能性があります。

(訳注:日本での報道によれば、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)建設に関してラスベガス・サンズは大阪を重視しつつあるようです。なお、競合のMGMリゾーツは既に大阪をIR建設の第一候補としています。)

【米国個別株動向】MGMリゾーツ、日本のカジノ市場に注目

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Travis Hoiumは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、ラスベガス・サンズ株を推奨しています。

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