The Motley Fool

債券型投資信託とは?仕組みとメリット・デメリットを解説

株式投資をするには、少し自信のない人は投資信託から始めるのが良いでしょう。

投資信託には、債券型と株式型があります。

株式型投資信託は、利回りが高い代わりに元本割れも覚悟しなければなりません。

これに対して、債券型投資信託は利回りは低い代わりに、安全性は高いです。

ここでは、債券型投資信託について詳しく見ていきましょう。

債券型投資信託の仕組み

普通、会社が市場から資本を取り入れるには、債券を発行して債券市場から得るか、株式を発行して株式市場から得るかのどちらかになります。

金融市場は株式市場と債券市場がありますが、世界的な規模で考えると債券市場は、株式市場の2倍以上の規模があります。

債券型投資信託というのは、国債をはじめとしたいろいろな債券をまとめて投資信託形式にしたもので、どのような債券を組み入れるかは、ファンドマネージャーが決定します。

個人がただ1種類の債券を持つよりは、資産が分散されるのでより安全になります。

万が一、会社が倒産した場合、債務不履行となり債券であっても元金と利息が保証されませんが、債券型投資信託の場合は分散されているので、投入された資金の全部が無駄になることはありません。その点でも安全です。

債券型投資信託に限りませんが、投資信託には主として3種類の手数料がかかります。

購入時手数料、信託報酬 、信託財産留保額の3種類です。

購入時手数料は、文字通り投資信託を購入する時の手数料で、購入額の2から3%前後が多いようです。

ただし、無料になるファンドもあります。

信託報酬は、投資信託を持っている間はずっとかかる手数料で、アクティブ型で1.4%  、インデックス型 で0.5%、ETFでは0.1%くらいになります。

ここでも、ETFが有利なことはわかります。

また、信託財産留保額とは、持ち続けていた投資信託を売却する際にかかる手数料です。

途中で資産を売却する際のコストを、解約する人に負担させるための手数料です。

債券型投資信託のトータルリターンは5%以下の場合が多いので、これら3種類の手数料は、かなり高額に感じる場合も多いでしょう。

実際に、そのため実質的な利回りがゼロに近いかマイナスにさえなる場合もあります。

債券型投資信託のメリット

債券型投資信託の大きなメリットは、分散して投資をするために、債務不履行によるリスクを軽くすることができます。

また、債券型投資信託は値動きが安定しており、売却の時の元本割れのリスクが少なくなります。

また、ファンドマネージャーが銘柄を選定するので、投資の初心者も始めやすくなります。

さらに、投資信託は1万円の少額からの投資が可能で、多くの場合、追加で購入したり、中途換金・解約も可能で、高い換金性にも魅力があります。

債券型投資信託のデメリット

外国債券を対象とした債券型投資信託に投資した場合、為替リスクが常に生じます。

為替リスクは、外国株式を購入した時も同じように生じます。投資信託の場合には、このリスクを避けるために為替ヘッジをかけた商品も多くありますが、ヘッジの保証のために手数料が高くなります。

為替リスクは予想が難しく、初心者は国内の債券型投資信託に投資した方が安全でしょう。

債券型投資信託のトータルリターンは5%以下の場合が多いので、信託報酬などの手数料が高いものでは、利回りが少なくなってしまう時もあります。

株式型投資信託は、利回りで20%以上になるものもあり、その点から考えると、債券型投資信託は安全性は高いですが、投資としては物足りないところがあります。

株との逆相関

債券の価格は、金利を基準として決められています。

金融市場において、リスクとリターンは反対の関係になる事が多いので、購入したい人が多い債券の金利は低くなり、債券自体の価格は高くなります。

これに対して不人気な債券は、金利を高く設定することで、「ある程度のリスクを見込んで購入しても良い」と考える投資家を狙います。

この場合には、債券の購入希望者は少なくなり、債券価格は下落します。

金利が低下する局面では基準価額が上昇し、金利が上昇する局面では基準価額は下落します。

債券投資を行う上で、金利と債券本体の関係は必須の知識です。

債券型投資信託の購入を検討する際は、この仕組みを良く覚えておきましょう。

長期投資で有名な「さわかみファンド」は、金利が上昇する局面では株価が上昇し債券価格が下がるので、株を売却しその資産で債券を購入します。

金利が下がり株価が下がり債券価格が上がり始めた時には、債券を売却しそのお金で安くなった株式を購入するという循環を繰り返します。

株と債券の逆相関をうまく利用した投資法です。

海外債券型投資信託の注意点

先進国債券型投資信託の中には、国債よりも高利回りが得られるハイイールド債券(高利回り社債)を投資対象とする投資信託があります。

ハイイールド債券は信用リスクが比較的高く、価格変動のリスクも大きい債券です。

そのため、ハイイールド債券型投資信託の中には、利回りで20%前後のものもあり、性格的には株式型投資信託に近いと言えます。

いずれにしても、外国債券を対象とした債券型投資信託に投資した場合、為替リスクが常に生じることをいつも心に留めておいてください。

最後に

投資をする時には、自分が資産の維持を求めているのか、拡大を目指しているのかについて良く考えましょう。

債券型投資信託は、資産の維持に向いた投資方法であることを頭に入れておいてください。


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、英国のEU離脱が差し迫る中、投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「ブレグジットの混乱を乗り越えて、よりよいポートフォリオを構築しよう:5ステップの投資ガイド」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

最新記事