The Motley Fool

【米国株動向】テスラ、自動車価格を再び値下げ

モトリーフール米国本社、2019年7月20日投稿記事より

今月初めにテスラ(NASDAQ:TSLA)は、第2四半期(4月〜6月)に過去最高である95,200台の電気自動車を納車したことを発表し、第1四半期のわずか63,000台からペースを上げました。

また、受注残が前四半期から増加したことも報告しました。

テスラの生産が軌道に乗ってきたことを示しているようです。

しかし、テスラは再び値下げとオプションの調整を発表し、これらは同社の事業に短期的および長期的に悪影響を与える可能性があります。

再び値下げ

テスラは、年初に続き、高級セダン「モデルS」とSUV(多目的スポーツ車)「モデルX」の標準タイプや長距離バージョンの価格を下げました。

オンラインで注文可能な量販車「モデル3」の価格は1,000ドル下がり、38,990ドルとなりました。

他の多くのオプションやオプションパッケージの価格も同様に下がりました。

テスラは次のように説明しています。

「手頃な価格で車を提供できるように調整しています。

他の自動車会社と同様、我々は定期的に価格設定と利用可能なオプションを調整しています。」

しかし、テスラは3月中旬までで既に今年4回の価格変更を実施しており、それ以降も何度か調整を行っています。

このような頻繁な価格変更は、テスラに対して強気の投資家にとっては悪いニュースでしょう。

利益率への圧迫続く

値下げのリスクは収益性が損なわれることです。

テスラは2018年下半期に黒字化した後、2019年第1四半期に7億2,000万ドルの純損失を計上しました。

粗利益率は前四半期の24.7%から20.3%に低下しました。

モデル3を提供し始めて以降、高価なモデルSとモデルXの販売数が急落し続けました。

その結果、ほとんどのアナリストはテスラが第2四半期に記録的な台数を納車したにもかかわらず、赤字を継続していると考えています。

顧客を困惑させる価格変更

度重なる価格変更は、明らかにテスラのブランドに悪影響を及ぼしています。

長年にわたり同社は値引きをしないという点で従来の自動車メーカーと一線を画してきており、顧客は高いテスラ車を購入する時に適正価格で買っていると考えていました。

現在では大幅な価格変更が増えたため、「適正価格」が何かを把握できなくなりました。

テスラの購入を検討している人は、どの車種でどのような価格を期待すべきか困惑しています。

「減速」すべき価格変更

バッテリーのコストが下がり、生産のスケールメリットが高まることで、テスラは今後コストを削減できるようになるでしょう。

これにより、長期的には低価格でも十分に利益を上げられるようになります。

しかし、テスラはコスト削減に比べてあまりにも早く値下げしていると考えられます。

価格変更を頻繁に行い始めたことで顧客を混乱させ、テスラの値引きなし価格設定方針を評価してきた顧客を困惑させ、一部の顧客の怒りを買うかもしれません。

テスラは、短期的な売上向上のために価格変更を繰り返すのではなく、事業を安定させるためにやるべきことが他に山積しています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、テクノロジー分野に投資したい投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「人工知能というテクノロジーの「第三の波」が、日本の年間GDP以上の付加価値を生み出す」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

元記事の筆者Adam Levine-Weinbergは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、テスラ株を保有し、そして推奨しています。

最新記事