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株初心者はどのように銘柄を選べば良い?投資の心構えについて

株式投資は、本当に難しいものです。

それでも勉強して、努力していけばある程度のところまでは、誰でも行くことができます。

そしてそれはあなたにとって、長い人生を生きていく上で大きな助けとなるでしょう。

ここでは、そのためのお手伝いをしようと考えています。

株の初心者が陥りやすい失敗

株式投資を始めた人が陥りやすい対照的なケースが2つあります。

一つは、初めての株式投資がたいへんうまくいってしまった場合です。

株式投資は、市場が成長期で上り調子の時には、誰がやっても、どんな株を買ってもうまく行くことがあります。

このようなケースに最初に出くわした人は、気持ちが大きくなって、これは自分の実力だと思ってしまい、市場が停滞期に変わった時に大きな損失を出してしまうのです。

この場合には、大きな損失を出した原因を調べましょう。

株式投資がうまくいった時は運が良かったと思い、うまくいかなかった時は自分がまだ未熟だと思うことが大切です。

もう一つのケースは、市場の低迷期に株式投資を始めて、なかなかうまく利益が上がらず辞めてしまう場合です。

このケースが一番多いでしょう。

この場合には、もう少し株式投資の勉強を続けましょう。

株式投資では、市場の好、不況によって成績は大きく異なるので、不況の時期にはなるべく損失を最小限にして、好況の波が巡ってきた時には大きな利益をあげるような気持ちが大切です。

不況の時期に損失を最小限にする努力が、株式投資全体の成績を上げるのには特に重要です。

素人がプロに負けない領域

囲碁や将棋、ゴルフやテニスなど多くの勝負事は、素人はプロには勝てません。

では、株式投資も素人はプロに勝てないのでしょうか?多くの人はそう考えていることが多いと思います。

ところが、株式投資の場合には、プロにはプロの制約があり必ずしもそうとは言えない分野があります。

例えば、プロは成績チェックが半年に1回くらいの割合であります。

その際には全てを清算しなければならず、素人のように長期保有というか長期投資が出来ません。

また、ディーラーの購入銘柄の中に無名の中小企業が入っていて、そのために成績が下がっていたら、そのディーラーは職を失う可能性が高いです。

しかし、有名企業株を買っていて成績が下がった場合には、「今年は市場が不況だから仕方がない」と言われるだけです。

マゼランファンドを運用していた伝説の天才投資家ピーター・リンチは著書の中で、「土地勘のある企業に投資することによって、あなたの強みは発揮され、プロをも打ち負かすことが可能となる」、「どの業界でも、どの地域でも、観察力が鋭ければ、アマチュアであってもプロが見つける以前に高成長企業を見いだすことは可能である」と語っています。

株式投資の中で素人が成功している分野が、2つだけあります。

どちらにも共通なのは、中小企業の株式です。

一つは、中小割安(バリュー)株であり、もう一つは中小成長(グロース)株です。

このうち、初心者には前者の方が適していて、後者は経験の豊富な中上級者向きの分野です。

こういうことを言うと、多くの初心者は大企業の株式の方が安全で良いのではないかと思うことでしょう。

しかし、大手優良企業の株は、株式投資から見ると優良株ではないこともあります。

株式投資での優良株とは、安全で株価上昇率が速い株のことを言います。

大手優良企業の株は発行株数が多く、多少業績が良くなっても株価にはほとんど反映されません。

これに対し、中小企業の株はもともと発行株数が少なく、ほんの少し業績が良くなっただけで、株価は大きく上がります。

株式投資家にとって優良株とは、このような株のことを言います。

もちろん、大企業に比べて中小企業は体力はないわけですから、倒産の可能性は高いですが、定期的に業績を調べていれば会社の状況はよくわかります。

利益を上げている会社が倒産する可能性はとても低いです。

大企業であっても利益が上げられなければ、市場から退場しなければならないのは同じことです。

どのくらいの資金で始めるべきか?

初心者は、50万円とか100万円から始めるのが適当かと思います。

東証1部や2部の中小優良企業の株であっても、100株単位で5万円台から買えるわけですから、50万円以下でも十分だと思います。

株式投資を本格的にやる人は、必ず単位株で購入してください。

それ以下の端株購入は、お勧めできません。

人には、それぞれの株式運用の技量というものがあって、初めは経験も少ないので少額から始めるのが賢明です。

経験を積むことによりこの技量も上がっていきますので、少しづつ投資額を増やしていけば良いわけです。

スキーをやった人はわかると思いますが、急斜面に向かった時、この斜面なら自分の技量で降りられるかどうか自分でわかります。

ここでは、冷静に自分で自分の技量を図っています。技量が上がると、今まで怖かった急斜面が緩斜面に見えてきます。

株式投資も全く同じことです。

具体的銘柄を決めるまで

優良小型割安株の条件は、だいたい次のようなものが挙げられるでしょう。

  • PBR(株価純資産倍率)は2以下
  • PER(株価収益率)は20以下
  • 時価総額は500億円以下
  • 自己資本比率は30%以上
  • 1日の平均売買代金は5000万円以上

以上は、参考なので慣れてくれば適当に変更してください。

中型株であれば時価総額を1000億円以下にすれば良いでしょう。

また、中小型株では流動性が悪い場合があります。

このため、1日の平均売買代金は重要で、必要な時に株が売れるように5000万円以上は必須です。

以上の条件を会社四季報で調べればよいのですが、今はネット証券や証券会社のHPでサーチすることは容易です。

以上の条件で東証1部、2部、マザーズ、JASDAQ内で調べると、160社ほどあります。(記事執筆時点)

あとは四季報で個別に当たり、年度末の営業利益が高くなる会社を選び出せば良いだけです。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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