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旅行者がタイの銀行口座を開くならクルンシィ銀行(アユタヤ銀行)がおすすめな理由

ひと昔前はタイの銀行口座を旅行者が立ち寄って開くことは難しくありませんでした。

しかし2019年、タイのほとんどの銀行で旅行者が口座を開設することは難しくなってしまいました。

タイに居住するためのノンイミグラントビザ(就労や留学、リタイアメントなど)やタイで働くためのワークパミットがあればタイ現地の銀行口座を開くことは可能ですが、旅行者の口座開設は決して簡単ではありません。

しかしタイにビジネスや投資などで頻繁に行く人にとって現地の口座があると便利です。

東南アジア投資のハブや滞在などで、あると便利なタイ現地の銀行口座を旅行者でも開く方法をご紹介します。

結論からいうと、現在非居住者がタイで口座を開くならクルンシィ銀行(アユタヤ銀行)がおすすめです。

一般旅行者がタイで銀行口座を開くのは難しくなった

一般旅行者がタイで銀行口座の開設を拒否されるようになりました。

マネーロンダリング対策が原因ではないかと言われています。

しかし、一時期的に滞在する際にも移住・投資の準備でタイ現地に行く時も、現地に口座があると便利なため、多くの旅行者が現地口座を開設していました。

口座が開けなくなり困っている人も現地では珍しくありません。

バンコクのビジネス街の中心、シーロムにあるバンコク銀行の本店では旅行者の口座開設もしばらく可能でした。

しかし最近では再び口座開設を拒否されるようになりました。

現地の行員の裁量次第では口座開設が可能なこともあるかもしれませんが、原則口座開設はできないという公式のアナウンスがバンコク銀行から出ています。

三菱UFJ系のクルンシィ銀行なら非居住者向け口座を開ける

2015年に日系メガバンクの三菱UFJ銀行がクルンシィ銀行を買収したことが話題になりました。

クルンシィ銀行は日本ではアユタヤ銀行という名前で親しまれている、タイ国内でも5位前後の規模の大手銀行です。

クルンシィ銀行が三菱系の傘下になって以降、日本人向けのサービスが手厚くなりました。

現在では日本語デスクや日本語対応のコールセンターまで用意されています。

クルンシィ銀行は非居住者向の口座開設も機会も提供しています。

非居住者向けの口座には利子がつかない、オンライン送金ができない、ATMでの入金ができないなどの制限があります。

しかし、一時的な銀行口座としては十分な機能です。

日本語デスク設置支店のある日本人街近くのエムクォーティエ支店などで相談すれば、非居住者向け口座を開くのも難しくはないでしょう。

もちろんワークパミットやノンイミグラントビザがあれば、機能制限のない口座の開設もできるようになります。

ただし海外居住先住所がホテルだと、口座開設ができないと判断されるケースもあるようです。

パスポートと住所を証明できる書類があれば口座開設がスムーズに進みます。

ワークパミットと現地居住ビザを取得予定なら、日本からでも口座開設の申込が可能

日本人がアメリカで銀行口座を開くにはソーシャルセキュリティ番号がハワイ以外では必要です。

しかし例外的にカリフォルニア系のユニオンバンクでのみ口座開設できます。

理由はユニオンバンクが三菱UFJ銀行の傘下で、口座所持者向けに口座開設の取次サービスをしているためです。

このサービスと同じようにタイのクルンシィ銀行でも、三菱UFJ銀行の口座保持者ならば、日本から口座開設の申込の取次サービスを受けることができます。

ただし非居住者向けの口座を開設する場合はタイ現地まで渡航する必要があります。

タイランド・エリートならバンコク銀行・カシコン銀行で口座を開ける

タイで正式に留学や就労する予定やリタイアメントビザなどがない場合でも、タイランドエリートというタイ政府公認の移住プログラムの会員になることで、銀行口座のサポートを受けることができます。

タイは近年ノービザでの長期滞在や複数回の入国の制限が厳しくなってきています。

ノービザや観光ビザで何度も入出国したり、長期滞在を繰り返すと入国拒否されるケースも出てきています。

しかしタイランドエリートで正規のロングステイヤーとなれば、現地でのビザの問題も解決します。

タイランドエリートに入会した場合、口座開設のサポートで「バンコク銀行」、「カシコン銀行」の2つの銀行に口座を開けます。

バンコク銀行

バンコク銀行はタイ国内でも最大手の銀行です。

支店数やATMの数も豊富で、日本語のホームページやヘルプデスクもあります。

日本人の顧客も多数いるため、日本人の対応にも慣れています。

最近まではバンコクのシーロムにある本店で旅行者の口座開設も可能でしたが、現在は難しくなってきました。

最終的には現地の銀行の判断になるとはいえ、昔のようにシーロム本店に行けば口座開設できる可能性が高いとはいえない状況です。

しかし、ワークパミットや各種のノンイミグラントビザがある場合、バンコク銀行は支店数やATMの数も多く、日本語のサービスも充実しているため、迷ったらバンコクバンクを選ぶのが無難です。

ちなみにタイ語ではタナカーン・クルンテープと呼ばれています。

タナカーンは銀行・クルンテープはバンコクの現地の呼び名です。

カシコン銀行

カシコン銀行はタイで4番手の農業銀行です。イメージカラーは緑です。

カシコン銀行もかつては日本語でWebサイトやサポートデスクがあり、日本人の口座開設者が多い銀行のひとつでした。

しかし最近では三菱系のクルンシィ銀行やバンコク銀行の方が、日本語のヘルプデスクやWebサイトに力を入れている印象を強く感じる人も多いかもしれません。

タイのATM事情

タイのATMは英語・日本語・中国語に対応しているものも多く、日本の国際キャッシュカードを使うことも可能です。

例えばVISAやMaster、銀聯などのブランドがついていて、国際送金ネットワークのシーラスやプラスを利用できるカードならば、日本の口座から現地のタイバーツを下ろすことも可能です。

国際送金の手間もなく便利な反面、海外の口座からタイバーツを下ろす場合、ATM手数料が220バーツかかり、さらに為替レートもインターバンクレートに上乗せされたレートを負担する必要があります。

そのため、あまりに頻繁に利用する場合は手数料もかさむでしょう。

タイの銀行全般がほぼ横並びのATM事情です。

まとまった海外送金をするなら、TransferWiseなどの格安の送金システムを利用した方が送金と両替コストを削減することができます。

海外の銀行口座は開けるうちに開いた方が後悔はない

海外の銀行口座はルールが変わりやすく、現時点で口座が開設できても、急に出来なくなることも珍しくありません。

そのため、あると便利だと思う国の銀行口座は開けるうちに開いてしまうのも手です。

ただし日本の銀行にはあまりない口座管理手数料を課している銀行も珍しくありません。

例えば、最低限の基準の預入金を下回ると口座維持に手数料がかかるというケースです。

タイの銀行口座があれば、タイ現地での日常生活や滞在、現地での投資活動で便利に使うことができます。

また現地口座の金利などを観察することで現地の経済の一面も見えてきます。

まとめ

タイの非居住者の銀行口座開設は、マネーロンダリング対策などもあり難しくなってきました。

しかし三菱UFJ銀行の傘下のクルンシィ銀行(アユタヤ銀行)ならば、機能に制限はあるものの非居住者向けの口座を開設することができます。

また普通預金口座や当座預金口座もワークパミットや各種ノンイミグラントビザがあれば、日本からでも三菱UFJ銀行の口座保持者なら事前に口座開設の申込が可能です。

タイ政府公認のタイランドエリート会員になれば、バンコク銀行やカシコン銀行の口座開設のサポートも受けられます。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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