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【米国株動向】スラックCEOが毎日株を売却していることを心配すべきか?

モトリーフール米国本社、2019717日投稿記事より

新興企業の創設者が上場時に株を売却することは珍しくありません。

株式公開のために長年努力してきたことから、その報酬を受け取ることは当然でしょう。

企業向けメッセージングおよびコラボレーションプラットフォームであるスラック(NYSE:WORK)は先月上場し、CEOのスチュワート・バターフィールドは、資金調達する必要がないため従来のIPO(新規株式公開)ではなく直接上場を選択しました。

【米国株動向】スラック、株価上昇でも依然過小評価の可能性も

上場以来、バターフィールドはほぼ毎日株式を売却してきましたが、投資家はこれについてあまり心配しなくていいでしょう。

日々の売却

直接上場前にバターフィールドは4,160万のクラスB株を保有し、上場に先立って6月上旬にクラスA株に90万株を転換しました。

上場初日に、さらに50万株近くをクラスA株に転換し、136万株を売却しました。

そしてそれ以来取引日ごとにおよそ2,500株売却しています。

7月1日には約229,000株を転換した後、111,000株以上を売却しました。

7月12日までに163万株を転換し、そのうち150万株を売却して総額5,850万ドルを調達しました。

この一部は制限付株(RSU)の権利確定に関連する税金負債をカバーするためでした。

毎日株を売っているCEOを見て心配するかもしれませんが、その前に考慮すべきことがいくつかあります。

投資家が心配しなくていい理由

第一に、直接上場が従来のIPOとどう異なるかを理解する必要があります。

IPOでは、既存株主が売却したい株を売却する一方、上場企業が新株を発行し、それらの株を投資銀行が主に機関投資家に割り当てた後、取引が開始されます。

既存株主はIPO時に大規模な現金化が可能です。

直接上場では、既存株主は売却可能な一定数の株式を登録し、すぐに取引開始されます。

供給される全株式は既存株主からのものです。

IPOほどプロセスが整えられていないことから、保有株を現金化しようとするインサイダーは数回に分けて売買しなければなりません。

そうしなければ市場価格に影響を与えてしまう可能性があるからです。

なお、バターフィールドの5,850万ドルの株売却は、他の創設者と比べるとかなり控えめなものです。

「スナップチャット」のスナップ上場の際、CEOのEvan Spiegelは約3億ドルを得ました。

今のところ、バターフィールドが売買した額はかなり小さく、スラックが直接上場を選んだことから、投資家は彼の行動を心配すべきではないでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Evan Niu、CFAは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、マイクロソフト株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、スラック・テクノロジーズ株を推奨しています。モトリーフール社は、マイクロソフト株に関するオプションを保有しています(2021年1月の85ドルのロング・コール)。

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