定年退職前の4つのチェックリスト

モトリーフール米国本社、2019年6月3日投稿記事より
長かった仕事人生を終え、気持ちよく定年退職する準備ができていますか?
会社のオフィスを最後に出る前に、お金の心配をすることなくセカンドライフを楽しめる状態にしましょう。
退職手続きに入る前に、以下の4つのチェックリストを確認してみてください。
1. 借金を返済する
依然何らかの借金を背負っているなら、投資している債券などを借金返済に回しましょう。
定年退職する前に、借金のない状態にすることが重要です。
多くの高齢者は、住宅ローン、さらには米国では学生ローンを背負ったまま退職します。
なお、クレジットカードなどの高利子債務を返済することは極めて重要です。
さもなければ、退職して給料がなくなると、借金を支払う余裕がなくなるでしょう。
このようなことが生じないように、退職日を考慮に入れ、定年退職前に借金がゼロになるよう毎月の返済額を決定します。
それから、毎月の返済額を達成するために、残業や支出削減などできる限りのことをしましょう。
理想的には、住宅ローンや学生ローンを含め、すべての債務をゼロにすることです。
最低でも、高利子のクレジットカード債務をなくすことで、随分と老後が楽になります。
2. 今後の収入を把握する
退職後にいきなり多くの支出で借金したり、あまりにも早く貯蓄を使い切ってしまうことがないように、退職後に必要なお金や収入を確認する必要があります。
社会保障や企業年金、投資収入など退職後の収入基盤を確認しましょう。
社会保障については、社会保障関連事務所や政府のウェブサイトで試算できます。
企業年金の詳細は、人事部に確認しましょう。
投資収入については、取引先の証券会社で確認したり、投資関連ウェブサイトで調べてみましょう。
また、不動産投資、その他の資産など別の収入源を持っているかもしれません。
重要なのは、すべての収入源を調べて、退職後に使用できる最大額を把握することです。
3. 予算を立てる
利用可能な収入額を把握したら、詳細な予算を立てましょう。
予算を考える時は、住宅関連の固定費や娯楽や旅行などの支出を含め、すべての支出を考慮に入れる必要があります。
また、医療費なども忘れないでください。
予算を立てると、退職後の利用可能収入が必要支出を上回る場合もあるでしょう。
余裕資金は、将来に備えて投資に回すこともできます。
しかし、収入が支出を下回るということがわかった場合、もっと長く仕事をしたり、ライフスタイルの変更を検討する必要があります。
4. 時間の使い方を計画する
最後に、定年退職後にどのように時間を費やすかを考える必要があります。
多くの人々は仕事をしていることで、社会的なつながりを見出しています。
退職後に何をすべきか計画がない場合、何もすることがないという事態に直面するでしょう。
これは、うつ病やその他の健康上の問題につながる可能性があります。
退職前に好きなことをするための計画や予算を組んでおけば、老後が楽しくなるでしょう。
以上のチェックリストのそれぞれにおいて十分な備えができていれば、何の心配もせずに退職手続きを進めることができるでしょう。
(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。