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【米国株動向】タイソン・フーズ株、上期に51%上昇

モトリーフール米国本社、2019年7月9日投稿記事より

食肉最大手のタイソン・フーズ(NYSE:TSN)の株価は、2019年上期にほぼ一本調子で51.2%上昇しました(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス調べ)。

タイソンは海外で猛威を振るうアフリカ豚コレラの影響を回避できる優位性があり、さらに植物由来の人工肉市場への最近の参入を投資家は評価しています。

上期にはS&P500インデックスが17%上げるなど、市場全般の上昇基調が背景にありました。

しかし、タイソンが相対的に大きくアウトパフォームしているのは、同社が強力な追い風を享受していることを示唆しています。

中国では、アフリカ豚コレラの大流行により、飼育されている豚の3分の1以上が殺処分されています。

これは、米国で飼育されている豚の総数に当たり、世界のタンパク質生産の5%以上を占めています。

タイソン・フーズCEOのノエル・ホワイトによれば、豚コレラの流行とそれに伴う豚の殺処分により、同社の多角化ビジネスモデルの強みが明らかになっています。

豚肉の供給減少は、タイソンの豚肉セグメントに大きなアップサイドをもたらし、さらに豚肉の代替ニーズとして鶏肉や牛肉部門も恩恵を受けるだろう、とホワイトは強調しています。

さらに6月には、タイソン・フーズは植物由来の人工肉市場への参入を発表しました。

「Raised & Rooted」というブランド名でナゲットなどを発売する予定です。

植物由来の人工肉関連では、最近上場したビヨンド・ミート(NASDAQ: BYND)の株価が大きく上昇するなど強い追い風が吹いており、米国最大の食肉企業であるタイソン・フーズも参入を決定しました。

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さらにタイソン・フーズは、6月上旬にブラジルの大手鶏肉加工企業BRF S.A.から同社のタイと欧州の事業を買収しました。この買収により、海外での事業成長機会を拡大します。

業界専門家によれば、今後5年間、世界的なタンパク質消費拡大の約90%は米国外で発生するとみられます。

タイソン・フーズの次の四半期決算発表は8月上旬の予定です。

アフリカ豚コレラの世界的流行からの恩恵、人工肉参入による成長機会、そして最近の海外事業の買収により、同社の株価は2019年通年で上昇を継続するとの見方があります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Steve Symingtonは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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