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バンガード米国情報技術セクターETFに注目

モトリーフール米国本社、2019年7月3日投稿記事より

大きなテクノロジーは世界を変えます。

このため、ハイテク株は市場の平均リターンを上回ってきました。

たとえば、ハイテク株のETF(上場投資信託)である「バンガード米国情報技術セクターETF」(NYSEMKT:VGT、以下「バンガード情報技術ETF」)のリターンは、過去10年間にS&P500インデックスの倍以上上昇してきました。

テクノロジーは今後も経済を牽引するとみられ、バンガード情報技術ETFはハイテク株の中核ポートフォリオとして注目されると考えられます。

(訳注:「バンガード米国情報技術セクターETF」は日本の証券会社で買うことができます。)

バンガード情報技術ETF(青)とS&P500インデックスの過去10年間のトータルリターン価格の推移(単位:%)

出典:YCHARTS。2019年7月2日時点

バンガード情報技術ETFとは?

バンガードは、パッシブ運用ETF業界のリーダーです。

ETFは個別銘柄と同じように売買できます。

バンガード情報技術ETFは情報技術セクターに対してパッシブ運用を行い、各銘柄の時価総額に基づいて保有配分を決めます。

個別銘柄には、ソフトウェア企業、半導体メーカー、電子決済企業、その他のハイテク関連企業が含まれます。

ETFの上位10銘柄は以下の通りです。

企業名(ティッカー名) バンガード情報技術ETFでの配分比率(%) 時価総額 予想PER
マイクロソフト

(NASDAQ:MSFT)

15.6% 1兆500億ドル 26.9倍
アップル

(NASDAQ:AAPL)

14.3% 9,400億ドル 16.2倍
ビザ

(NYSE:V)

4.5% 3,985億ドル 28.4倍
マスターカード

(NYSE:MA)

4% 2,789億ドル 30.3倍
シスコシステムズ

(NASDAQ:CSCO)

4% 2,417億ドル 16.6倍
インテル

(NASDAQ:INTC)

3.4% 2,172億ドル 10.9倍
アドビ

(NASDAQ:ADBE)

2.3% 1,486億ドル 31.4倍
オラクル

(NYSE:ORCL)

2.2% 1,964億ドル 14.2倍
ペイパルホールディングス

(NASDAQ:PYPL)

2.1% 1,383億ドル 33.43倍
セールスフォース・ドットコム

(NYSE:CRM)

2% 1,208億ドル 44.9倍

出典:配分はバンガードで5月31日時点。時価総額と予想PERはYahoo!Financeで7月3日時点

このETFによって、投資家は主要ハイテク企業の一部にエクスポージャーを取ることができますが、アマゾン(NASDAQ:AMZN)、グーグルの親会社のアルファベット(NASDAQ:GOOGL)(NASDAQ:GOOG)、フェイスブック(NASDAQ:FB)は含まれていません。

アマゾンは、ハイテク企業としてではなく小売企業として分類されるからです。

また、アルファベットとフェイスブックは2018年からコミュニケーションサービス企業に再分類されました。

こういった主要企業を含めたETFを探している場合には、バンガード情報技術ETFの類似ETFである「バンガード米国グロースETF」(NYSEMKT:VUG)があります。

しかし、主要ハイテク企業に加え、将来のリーディング企業になるうるハイテク小企業へのエクスポージャーを考えると、バンガード情報技術ETFが優れているとみられます。

(訳注:「バンガード米国グロースETF」は日本の証券会社で買うことができます。)

巨大ハイテク企業が含まれていなくても優れたパフォーマンス

バンガード情報技術ETFは巨大ハイテク企業の株価上昇の恩恵を受けていませんが、パフォーマンスに遜色はありません。

同ETFのパフォーマンスは市場平均を上回っているだけでなく、類似ETFのパフォーマンスも上回っています。

下の表の通り、バンガード情報技術ETFの長期パフォーマンスは、iシェアーズ米国テクノロジーETF(含むグーグル、フェイスブック)とファーストトラスト・ダウジョーンズ・インターネットETF(含むアマゾン、グーグル、フェイスブック)を上回っています。

ETF名(ティッカー名) 年間の経費率 過去10年間の実績トータルリターン
バンガード米国情報技術セクターETF

(NYSEMKT:VGT)

0.10% 178%
フィデリティMSCI情報技術ETF

(NYSEMKT:FTEC)

0.08% 166%
テクノロジー・セレクト・セクター SPDRファンド

(NYSEMKT:XLK)

0.13% 163%
iシェアーズ米国テクノロジーETF

(NYSEMKT:IYW)

0.43% 162%
ファーストトラスト・ダウジョーンズ・インターネットETF

(NYSEMKET:FDN)

0.52% 167%

リターンは2019年7月1日時点。出典:バンガード、ステートストリート・グローバルアドバイザーズ、ファーストトラスト、iシェアーズ、フィデリティ、YCHARTS

(訳注:日本の証券会社が扱っていないものもありますので、ご確認ください。)

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


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アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Nicholas Rossolilloと彼の顧客は、アルファベット(C株)、アップル株、フェイスブック株、インテル株、マスターカード株、マイクロソフト株、セールスフォース・ドットコム株、バンガードグロースETF、バンガード情報技術ETFを保有しています。モトリーフール社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アマゾン株、アップル株、フェイスブック株、マスターカード株、マイクロソフト株、ペイパルホールディングス株、セールスフォース・ドットコム株、ビザ株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。モトリーフール社は、アドビシステムズ株を推奨しています。

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