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株式投資で勝ち続けるためのポートフォリオ作りのコツ

資産運用ではポートフォリオを作ることが大切であることをご存知の方も多いでしょう。

中にはしっかりとリスク管理をしたいと考え、株式投資で保有銘柄の中でもポートフォリオを作りたいと思う方もいることでしょう。

しかし個別銘柄は業種や業界によって値動きも大きく異なり、ポートフォリオを作ることが難しいのが現状です。

ではどのようなことを意識して個別銘柄の中でポートフォリオを作ればいいのでしょうか?

そこで今回の記事では、

  • 株式のみでポートフォリオを作ることは可能か?
  • 株式でポートフォリオを作るメリット
  • 株式でポートフォリオを作るリスク
  • 株式でポートフォリオを作るのにオススメの株式の種類
  • 簡単に安定したポートフォリオを作るならETF・投資信託も選択肢に

以上について解説していきます。

この記事を読んで頂ければ、株式投資の個別銘柄でポートフォリオを作ることができるようになります。

株式投資で勝ち続けるには個別銘柄の中でポートフォリオ作りが大切であり、保有銘柄の中でリスク分散させることが重要です。

そのためにぜひ最後までご覧ください。

株式のみでポートフォリオを作ることは可能か?

そもそもポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことです。

それぞれ異なるリスクの金融資産を組み合わせ、リスクを分散させて利益と損失をコントロールさせます。

たとえば国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、国内不動産・・・、とそれぞれ異なる資産を組み合わせます。

これによりそれぞれ値動きが異なるため、どれかが損失を受けた場合、他の資産でその損失をカバーできるというものです。

ではこのポートフォリオは株式の中でも作ることは可能なのかというと、もちろん可能です。

まずは株式でポートフォリオを作るメリットについて以下で詳しく見ていくことにしましょう。

株式でポートフォリオを作るメリット

  • インフレ化で最も高いパフォーマンスが期待できる
  • テンバガーなど、一つの銘柄で大きく挽回できる可能性がある

インフレ化で最も高いパフォーマンスが期待できる

経済動向を分析する上で、対象の国がインフレかデフレかと考えることがあります。

インフレとはインフレーションのことで、物価が上昇していくと同時に貨幣の価値が下がっていく現象をいいます。

一方デフレとはデフレーションのことで、物価が下落していくと同時に貨幣の価値が上がっていく現象をいいます。

さて株式投資ではどちらの状態が利益が出しやすいでしょうか?

正解はインフレ時です。

そのメカニズムを解説していきましょう。

①インフレにより物価が上昇(同時に貨幣の価値が下落)

②企業は製品やサービスの値上げを実施

⇒製品やサービスの価値を一定とすれば、貨幣の価値が下落したことにより値上げが行われる

③値上げ実施により企業の売上が上昇

④売上上昇により株価も上昇

これがインフレ時の株価上昇のメカニズムです。

つまり、インフレ時には株式投資が高いパフォーマンスを期待できるのです。

特に最近の日本は日本銀行がインフレ誘導策を講じているため、今後も株価が上昇していくと期待することができることでしょう。

テンバガーなど、一つの銘柄で大きく挽回できる可能性がある

インフレ時に最高のパフォーマンスを期待できる株式投資ですが、それでも業種や業界によって値動きが異なるのが現実です。

仮に複数の銘柄を保有していたとしても、全ての銘柄が上昇する可能性は低いでしょう。

それでも保有銘柄の中にテンバガー(株価が10倍になる銘柄)を保有していたらどうでしょうか。

たとえば10銘柄を保有しており、9銘柄で損失が50万円出てしまったとしても、一つのテンバガーで100万円の利益を出すことができれば、結果として50万円の利益を手にすることができるのです。

これが株式でポートフォリオを作る最大のメリットと言えるでしょう。

一つの銘柄で損失が出ても、他の資産でその損失をカバーできることがポートフォリオを作る醍醐味です。

そうであれば誰しも株式でポートフォリオを作りたいと思うことでしょう。

しかしその際に注意しなければならないこともあるのです。

以下で株式でポートフォリオを作るリスクについて見ていくことにしましょう。

株式でポートフォリオを作るリスク

  • 相場下落局面でダメージが大きい
  • 塩漬けになると自由に動かせる資金が少なくなる

相場下落局面でダメージが大きい

これはどうすることもできないのですが、相場全体が下落局面を迎えた場合、ほとんどの銘柄は損失を発生させます。

たとえば2008年のリーマンショックや2015年のチャイナショックなどです。

特にリーマンショックは100年に一度の経済危機といわれ、株式投資を行っている人のほとんどが損失を受けたことでしょう。

株式でポートフォリオを作る場合、複数の銘柄に投資を行い、それなりに資金を投資していることが多いでしょう。

このような経済危機などによる相場下落局面では、いくらポートフォリオを作ったとしても損失を避けることはできないのです。

塩漬けになると自由に動かせる資金が少なくなる

投資において「塩漬け」という言葉があるのをご存知でしょうか?

「塩漬け」とは、損失が発生している銘柄を売却することなく、保有し続けることをいいます。

塩漬けは投資において最も避けたい行動の一つで、塩漬け銘柄を保有していることにより、他の投資チャンスを自ら潰してしまっているからです。

塩漬けにしておくことにより、いくらしっかりとポートフォリオを組んだとしてもその効果はほとんどなくなります。

たとえばその塩漬け銘柄がそのまま倒産してしまったらどうなるでしょうか?

塩漬けにしておくのであれば、損失覚悟で売却し次のテンバガー候補を探してみるのはいかがでしょうか?

株式でポートフォリオを作るメリットやデメリットを理解できたところで、具体的にどのような考え方で進めていけばいいのでしょうか?

以下で詳しく見ていくことにしましょう。

株式でポートフォリオを作るのいオススメの株式の種類

株式でポートフォリオを作るには、金融資産でポートフォリオを作る時と同様、違う値動きをする銘柄を組み合わせればいいのです。

ここでは以下の種類を考えていきます。

  • 高配当株
  • 成長株
  • 割安株
  • ディフェンシブ株
  • 景気敏感株

高配当株

株式投資を行い、株式を保有するとほとんどの場合、配当金を受取ることができます。

それでは配当金が多い銘柄か少ない銘柄ではどちらを保有したいと思うでしょうか?

長期投資で配当金や優待狙いであれば前者を選ぶ方がほとんどでしょう。

しかもそのような銘柄は、減配(配当金の減少)が行わなければ、保有し続けたいと思うことでしょう。

つまり高配当株は売却される可能性が低くなるのです。

このような高配当株は私達個人投資家だけでなく、年金運用機関などの機関投資家にとっても有益な銘柄となることでしょう。

株式市場のほとんどは機関投資家であるため、高配当株は比較的株価が安定することが特徴です。

成長株

たとえば金融資産でポートフォリオを作る場合、成長期待が大きい新興国株を組み入れることがあるでしょう。

新興国株は経済成長が著しい反面、政治リスクや為替リスクも大きいのが特徴です。

それでもポートフォリオの中では、利益を生み出すための原動力となりうるでしょう。

株式でもその様な銘柄を取り入れていけば、資産を大きく成長させることができます。

具体的には成長が期待できる、いわゆるベンチャー企業やスタートアップ企業が該当します。

成長株を見つけるには、その企業がどのような事業を行っているのか、そしてその事業が市場でどのようなポジションをとり、事業を拡大していける可能性があるのかを見極める必要があります。

この点は高配当株よりも見つけることが難しくなるかもしれません。

成長株を見つけるためには、ROEという指標を用いて効率的に成長できる可能性を見極めるといいでしょう。

ROEは株主資本利益率といわれ、この率が高いと株主から受取った資金を効率的に使って利益を出せていると判断することができます。

一般的に10%以上が効率的に利益を上げられていると言われます。

またそのような指標を用いると同時に企業の決算情報で営業利益に着目してみるといいでしょう。

営業利益とは企業の本業の儲けを表すもので、営業利益が伸び続けていれば事業は好調であるといえると思います。

仮に営業利益が減少しており、本業の儲け以外の利益が反映される経常利益が伸びている場合は、資産売却などを行って事業を縮小してる可能性がありますので、注意してください。

割安株

割安株とは本来の企業の実力に対して株価が割安に放置されている銘柄のことです。

このような銘柄は大きく株価が伸びる潜在的な力を秘めていると同時に、すでに割安な水準に達してしまっているので、株価が下がりにくいという特徴があります。

割安株を探すための指標として、PERとPBRがあります。

PERは株価収益率といわれ、株価が1株当たりの利益の何倍になっているのかを知るための指標です。

この数値が低ければ割安と判断されます。

一方PBRは株価純資産倍率といわれ、株価が1株あたりの純資産の何倍になっているかを知るための指標です。

一般的にPBRが1倍を下回ると割安と判断されます。

ディフェンシブ株

ディフェンシブ株とは景気の影響を受けにくい銘柄のことを指します。

たとえば食品や日用品、医薬品、電気、ガスなどを扱う企業の銘柄です。

これらの銘柄の特徴は、景気が良くても悪くても株価変動のリスクが小さいことです。

特に食品や日用品は、私達人間が生きていくために必ず必要となる物のため、景気が良くても悪くても購入し続けることでしょう。

このようなディフェンシブ株は金融商品のポートフォリオの中では、国内債券のような働きをしてくれ、資産の安定化に大いに貢献してくれるでしょう。

景気敏感株

ディフェンシブ株とは対照的に景気の影響を受けやすい銘柄を景気敏感株といわれます。

最大の特徴は景気が良い時には大きく株価も伸び、景気が悪い時には下落します。

たとえば自動車、機械、化学メーカーなどが該当します。

可能であればこのような銘柄は景気が悪い時に安値で購入しておくといいでしょう。

ちなみに景気敏感株は製造業が多いため、為替レートにも影響されます。

製造業のほとんどは国内でなく、海外で売上を上げることが多いため、円安に為替が動けば売上も多くなります。

間接的に海外へ投資しているような感覚を持たれるといいでしょう。

簡単に安定したポートフォリオを作るならEF・投資信託も選択肢に

株式の中でも様々な種類の株価があることを理解して頂けたかと思いますが、実は自分でポートフォリオを作ることなく、簡単に分散投資が行うことが可能なのです。

それがETFや投資信託のインデックス型の商品です。

これらの商品の多くは日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などに連動しているもので、プロの目でしっかりとしたポートフォリオを作ってくれます。

しかし誰かにポートフォリオ作りを任せるということは、どうしても手数料が発生してしまいます。

ETFや投資信託は簡単にポートフォリオを作れることがメリットでありますが、その際に手数料が発生してしまうことを忘れないようにしましょう。

まとめ

株式投資で勝ち続けるためのポートフォリオ作りについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の記事のポイントは、

  • 株式でポートフォリオを作ることは可能である
  • いくらポートフォリオを作ったとしても相場下落時は損失を避けることができない
  • それぞれの銘柄がどのような値動きをするのか理解しておく

でした。

株式投資の中でも分散投資は必要ですが、それぞれの銘柄が景気によってどのような動きをするのか特徴を把握しておくことが重要です。

自分のリスク許容度と相談しながら、ポートフォリオを作り株式投資で勝ち続けてください。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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