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成長ポテンシャルを秘める北米小型株3選:アップワークなど

モトリーフール米国本社、2019年6月25日投稿記事より

今日、テクノロジーを取り巻く環境では変化が頻繁かつ速いペースで起こっています。

そのような中、中小企業の多くは大企業に吸収されたり、イノベーションの波に押しつぶされたりしますが、一部の中小企業は新たなトレンドの波に乗って事業を拡大しています。

成長ポテンシャルを秘める小型株として、アップワーク (NASDAQ:UPWK)、Inseego (NASDAQ:INSG)、ヘクソ (NYSEMKT:HEXO)を紹介します。

アップワーク:ギグエコノミーの労働環境を改善

以前、「働く」ということは、オフィスに通勤して、何時間か仕事を行い、見返りに給与をもらうことでした。

今では、多くの人々がインターネット環境下でフリーランスとして働いています。

こういったインターネットを通じて単発の仕事を請け負う働き方やその経済形態を「ギグエコノミー」と言い、一部の推計では、米国の労働人口の3分の1が何らかの形でギグエコノミーに関与しています。

しかし、ギグエコノミーは極めて細分化されているので、多くのフリーランス労働者は計画的に働くことが困難です。クラウドソーシング企業のアップワークはこの状況を変えようとしています。

同社のオンラインネットワークで、企業のプロジェクトや仕事とフリーランス労働者を引き合わせています。

さらに、企業と労働者の双方に様々な付加価値サービスを提供しています。

ギグエコノミーの市場規模と比較すると、アップワークの時価総額は16億ドル程度で依然として小規模です。

株価は2018年秋の上場から約25%下落していますが、業績が悪化しているからではありません。

逆に第1四半期(1月~3月)の売上高は前年同期比16%増で、通年の売上高予想は前年比18%増の2億9,900万ドルです。

株価下落の原因と考えられるのは、長期的な増収率の減速(2018年の増収率は25%でその後低下傾向)と赤字です。

しかし、2019年の会社ガイダンスによれば、事業は増勢に転じており、今年は、株式報酬や一時的項目を除くと、少なくとも損益分岐点に達すると予想されています。

株価のボラティリティは大きいとみられますが、人々がデジタル時代の働き方へ進化を続ける中、アップワークはその恩恵を享受できる好位置を占めています。

Inseego:5Gワイヤレスや関連IoTで商機狙う

大手通信企業やIT企業は、我先に次世代5Gワイヤレステクノロジーに取り組んでいます。5Gワイヤレスネットワークの登場により、通信速度は現行4Gの最大100倍になり、モバイルネットワークの接続性も向上します。大企業同士の混戦模様の中、頭角を現すとみられるのが時価総額3億5,900万ドルの小型株であるInseegoです。

Inseegoは、大企業および中小企業に対してクラウドコンピューティングやネットワークソリューションを提供しています。

現世代のIoT(モノのインターネット)向け4Gワイヤレス接続ソリューションの大手サプライヤーであるInseegoは、5G関連のビジネスチャンスを虎視眈々と狙っています。

調査会社のコーウェンは、Inseegoの今後5年間の平均年間増収率を約20%と予想していて、目標株価を現在の株価の約80%上に設定しています。

Inseegoは赤字状態でフリーキャッシュフローもマイナスです。

また、株価は実績PSR(株価売上高倍率)の1.8倍程度、予想PER(株価収益率)17倍です。

こういった状況では、投資家が投資判断するのは難しいかもしれません。

しかし、小型株であるInseegoには、5G関連で新たな地平が広がっているとみられます。

ヘクソ:レクリエーション目的のマリファナ売上の回復に期待

カナダのレクリエーション目的のマリファナ(大麻)市場は、2018年第4四半期にカナダのマリファナ売上高総額の10%以上を占めました。

しかし、1月~2月のレクリエーション目的のマリファナ売上高は昨年12月のペースを下回ったため、投資家は困惑し、医療用マリファナ生産企業のヘクソを含むマリファナ株が売られています。

カナダで、合法的な成人向けマリファナ売上が回復するという保証はありませんが、マリファナの供給改善が需要を再燃させる可能性があります。

実際、成人向け売上は、3月に月間最高となりました。レクリエーション目的マリファナ市場における付加価値製品(電子タバコや関連食品)の認可には時間がかかりそうですが、今年後半には決まりそうです。

もしレクリエーション目的マリファナの売上が加速すれば、ヘクソは業界において大きな勝利企業の一つとなるでしょう。

同社の第1四半期のマリファナ生産量は、前年同期比98%増の9,800キログラムに急増しており、インフラの充実により年間生産量は約15万キログラムに増加すると予想されます。

今後のマリファナ生産量の増加予想により、ヘクソは2020年度に4億カナダドルの売上高見通しを維持しています。

これは、現在の年率売上高6,400万カナダドルから大幅な増加になります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事のInseego担当の筆者Anders Bylundは、記事で言及されている株式を保有していません。アップワーク担当のNicholas Rossolilloは、記事で言及されている株式を保有していません。ヘクソ担当のTodd Campbellは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、ヘクソとアップワークを推奨しています。

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