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ディズニーワールドの積極的な値上げにユニバーサルなどが追随しない3つの理由

モトリーフール米国本社、2019623日投稿記事より

ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)の人気テーマパークで、フロリダにあるディズニーワールドは先週、年間パスポート価格を約25%引き上げました。

しかし、同地域の競合で、シーワールド・エンターテインメント(NYSE:SEAS)が運営するシーワールド・オーランドとコムキャスト(NASDAQ:CMCSA)のユニバーサル・オーランドは、追随値上げはしないと考えられます。

業界リーダーが料金を引き上げているのに、シーワールド・オーランドやユニバーサル・オーランドがこの波に乗らないのはなぜでしょうか。

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ディズニーの競合が値上げしない理由をいくつか見てみましょう。

1. ディズニーワールドにはスターウォーズの追い風、競合は停滞続く

ディズニーワールドでは、スターウォーズ・アトラクションの最初のフェーズであるギャラクシーエッジが今年の夏にオープンすることから、それを追い風として年間パスポートの価格を引き上げました。

今後数年間、ディズニーワールドはさらに新たなアトラクションをオープンしていく予定です。

一方、シーワールド・オーランドは来年新しいジェットコースターをオープンするまでパークに変化はありません。

コムキャストは、6月にユニバーサル・オーランドで5年ぶりの新アトラクションであるハリーポッターのHagrid’s Magical Creatures Motorbike Adventureをオープンし、入園者数の増加を見込んでいました。

しかし、この新アトラクションは故障や天候によって度々営業中止となっています。この状態では値上げは困難でしょう。

2. ディズニーファンは値上げでも他へ向かわず

ディズニーは値上げによって価格に敏感な年間パスポート保有者を失うことになりますが、その人たちが代わりにシーワールド・オーランドやユニバーサル・オーランドに向かうことはないでしょう。

両テーマパークの入園価格据え置き効果は限定的です。

テーマパーク運営では、安定した入園者フローを作る必要があります。

新しい乗り物やアトラクションへの投資は、予想される入園者傾向に基づきます。

ディズニーのように大型アトラクションを導入せず、大幅値上げをしないならば、オーガニック成長のための適切な投資を行って入園者数を増やすべきでしょう。

3. 値上げできない状況

シーワールドやコムキャストにとって、値上げによって価格弾力性を試すのは得策ではないでしょう。

両社とも2018年と比較した場合、年初来で業績が低迷しています。

ディズニーが値上げしたことで、シーワールドやコムキャストも追随値上げをするにはリスクが大きすぎるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Rick Munarrizは、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール社は、ウォルト・ディズニー株を保有し、そして推奨しています。

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