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著名投資家が買っている北米銘柄3選:アクサム、アマゾン、トランスアルタ

モトリーフール米国本社、2019年6月20日投稿記事より

優れた投資家になるための一つの方法は、著名投資家の投資動向に注目することです。

彼らがどんな株を買っているかを知ることは、今後の投資の手がかりになるでしょう。

現在、有力投資家が買っているバイオ小型株のアクサム・セラピューティクス (NASDAQ:AXSM)、アマゾン・ドットコム (NASDAQ:AMZN)、カナダの電力会社のトランスアルタ(NYSE:TAC)を紹介します。

アクサム・セラピューティクス:今年最も注目されるバイオ小型株の一つ

アクサム・セラピューティクスは、中枢神経系疾患への新治療法を開発している企業です。今年に入り、ウォール街の主要投資家がアクサムを大きく買っています。

直近四半期では、ベーカーブラザーズ・アドバイザーズのジュリアン・ベーカーおよびフェリックス・ベーカー、それからシタデル・アドバイザーズのケネス・グリフィンが買っています。

アクサムの株価は、年初来の5カ月で一時750%まで急騰しました。

株価上昇の背景には、同社に後期開発段階の2つの医薬品候補があり、それぞれがブロックバスター(年間売上10億ドル以上)になる可能性があるためです。

主力候補のAXS-05は、治療抵抗性うつ病、大うつ病性障害(MDD)、アルツハイマー病に伴う興奮症状に対する治療薬として開発されています。

AXS-05はFDA(米食品医薬品局)から迅速承認ステータスの認定を受けているため、後期ステージの治験が成功した場合、規制当局による審査を大幅にスピードアップできます。

さらにアクサムは、AXS-07で片頭痛薬市場に参入しようとしています。

片頭痛薬については最近幾つかの薬が承認されましたが、それでもAXS-07の後期ステージの治験が計画通り進めば、数十億ドル規模の売上が視野に入ってくるでしょう。

なお、個人投資家もアクサムの成長ストーリーに参加すべきでしょうか?

アクサムの短期的な株価動向は、AXS-05、AXS-07の臨床試験の成功に大きく依存します。

試験は今のところ順調にいっていますが、バイオ医薬品関連はリスクの高い成長ストーリーと言えるでしょう。

臨床試験で失敗したり、開発を断念する可能性もあるからです。

ですから、状況の進捗を見ながら小さな規模でアクサムを買うのはよいアイデアと考えられますが、ポートフォリオで大きなポジションを取るべきではないでしょう。

アマゾン:バークシャーが購入

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK-A)(NYSE:BRK-B)は、直近四半期にアマゾン・ドットコム(NASDAQ:AMZN)を買っています。

バフェット自身が購入したのではなく、部下の運用マネジャーが買いました。

しかし、バフェットは最近、アマゾンをこれまで買わなかったのは間違いだったと語りました。

SEC(米証券取引委員会)への提出資料によれば、バークシャーは第1四半期(1月~3月)にアマゾン株約48万株を約8億6,000万ドルで購入しました。

大きな投資ではありますが、バークシャーの主要ポジション(たとえばアップルでは約460億ドル)にはおよびません。

しかし、バークシャーのポートフォリオにアマゾン株が組み入れられた理由に注目すべきでしょう。

アマゾンは世界最大のEコマース(電子商取引)プラットフォームであり、同社は米消費者向けEコマース取引件数の3分の1を占めています。

しかし、アマゾンの利益の主な源泉はクラウドコンピューティング・プラットフォームのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)です。

AWSはアマゾンの全売上高で大きな割合を占めるようになってきており、さらに同サービスの利益率は高水準です。

アマゾンはまた、広告ビジネスを拡大しつつあり、グーグルやフェイスブックからシェアを奪いつつあります。

アマゾンは巨大企業であり、人々のさまざまな生活との関係を深めており、とどまるところを知りません。バークシャーが購入したことは注目に値するでしょう。

トランスアルタ:エネルギー株投資家がアップサイドに注目

トランスアルタはカナダの電力会社で、風力、太陽光、ガス、石炭発電設備を保有し、電力を供給しています。

なお、カナダだけでなく、米国やオーストラリアでも発電事業を行っています。

このところ、主なエネルギー株投資家がトランスアルタに注目しています。

今年初め、投資ファンドグループがトランスアルタ株を買い増し、同社に経営改革を要求しました。

ファンドグループの中には、長年にわたってエネルギー株に投資してきたジョン・ワイルダー率いるブルーエスケープ・リソーシズが含まれます。

この背景には、数年続いてきた赤字決算に加え、再生可能エネルギーで有名なブルックフィールド・リニューアブル・パートナーズ(NYSE:BEP)との戦略的提携があります。

ブルックフィールドは、トランスアルタのエネルギークリーン化のために2025年までに7億5,000万カナダドルをトランスアルタに投じる予定です。

またブルックフィールドは、今後2年間にトランスアルタの株式保有を現在の4.9%から9%程度まで増やすことでトランスアルタと合意しています。

エネルギー関連投資家の一致した意見は、トランスアルタは十分に企業価値を創出しておらず、今後に大きなアップサイドが見込めるということです。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事のアクサム・セラピューティクス担当の筆者George Budwellは、記事で言及されている株式を保有していません。トランスアルタ担当の筆者Matthew DiLalloは、アマゾン株、アップル株、バークシャー・ハサウェイ(B株)、ブルックフィールド・アセット・マネジメント株、ブルックフィールド・リニューアブル・パートナーズ株、フェイスブック株に加え、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。モトリーフール社は、アマゾン株、アップル株、フェイスブック株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)とブルックフィールド・アセット・マネジメント株を推奨しています。

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