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シンガポール株は現在安値圏か?

モトリーフール・シンガポール支局、2019617日投稿記事より

シンガポール株式市場のベンチマークであるストレーツタイムス指数(SGX:^ STI)は、6月14日に3,223で取引を終え、年初来で約5%上昇しました。

しかし、右肩上がりにはなっておらず、特に米中貿易戦争の高まりに伴い乱高下しています。

シンガポール株式市場への投資を検討している投資家は、株価が過小評価されているかを知りたいでしょう。

シンガポール株が過小評価されているか判断する方法は2つあります。

1つは、市場の現在のPER(株価収益率)と長期平均PERを比較することです。

もう1つは、株式市場のネットネット株数を調べることです。

PER

過去の日々のストレーツタイムス指数のPERを取得するのは困難なため、SPDR STI ETF(SGX:ES3)のPERを代用します。

SPDR STI ETFは、ストレーツタイムス指数を追跡するETF(上場投資信託)です。

6月14日時点で、SPDR STI ETFのPERは11.4倍でした。比較で必要な他の重要なPERは以下のものです。

1.  長期平均PER:1973年から2010年までのSTIの平均PERは16.9倍

2. STIのPERが高かった時:1973年にPERは35倍まで上昇

3. STIのPERが低かった時:2009年初めにPERは6倍まで低下

上記のデータに基づけば、シンガポールの株価は長期平均よりも低いことがわかります。

ネットネット株

シンガポール株式市場のネットネット株数を調べます。

ネットネット株はバリュー投資用語で、正味流動資産を持ち、資産価値の3分の2で買える株のことです。

株式市場に通常よりも多くのネットネット株がある場合、市場が安値圏の可能性があるというものです。

以下は、2005年以降シンガポール株式市場のネットネット株数を示すグラフです。

出典:S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス

2007年下半期のようにストレーツタイムス指数がピークに達すると、ネットネット株数は少なくなります。逆のことも言えます。

2009年上半期のようにストレーツタイムス指数が低い場合、ネットネット株数は多くなります。

2007年下半期のネットネット株数は50を下回りましたが、2009年上半期にはほぼ200となり、ピークに達しました。

6月14日時点で、ネットネット株は106ありました。これは、2005年からの長期平均に近い水準です。

結論

2つの評価方法に基づけば、シンガポール株式はそれほど高くはないと言えますが、極端な安値圏にあるわけでもないと考えられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者で、モトリーフール・シンガポールの寄稿者であるSudhan Pは、記事で言及されている株式を保有していません。

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