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バフェットの投資戦略とアドバイスについて

モトリーフール米国本社、2019年5月31日投稿記事より

株式、投資、お金に興味を持っている人なら、著名投資家ウォーレン・バフェットの名前や彼のアドバイス、またはそのユニークなコメントを耳にしたことがあるでしょう。

また、多くの億万長者の投資家とは異なり、彼は投資のやり方を喜んで教えてくれます。

しかし、それだけでは、バフェットのようになることはできません。

以下で、バフェットの投資戦略、投資アドバイス、銘柄選択などについてまとめて説明します。

バフェットのように投資する方法

バフェットは、公開情報のみを利用して、11歳の時に最初の株式を買いました。

彼は、80代になりましたが、その投資はいまだに成功しています。

現在、彼は自分の会社であるバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK-A)(NYSE:BRK-B)のために企業を完全に買収することもできますし、リスクの高い取引をやめることもできます。

バフェットと彼のチームは、2,000億ドルを超える株式を管理しています。

彼と一般投資家の大きな違いの1つは、彼は、毎朝、株式市場が開かれるのを楽しみにしているということです。

彼は、いわば短距離走とマラソンの両方の競技を行っています。

会社の年次報告書を読むことで、大量の情報を得ることができます。しかし、20年、30年、40年、50年以上連続してそれを行うことはできますか?バフェットには、それができます。

それだけでなく、そのすべての競争相手の年次報告書も読むのです。

次のバフェットになれるような、十分な早さで着実にターゲットを絞れる人間はほとんどいでしょう。

しかし、以下の7つの原則を守れば、より良い投資家になれるでしょう。

・知っているものに投資する

・バリュー投資の基本を学ぶ

・割安株を見極める

・長期にわたり堅実な企業を見つける

・優れた経営陣に投資する

・厳しい時期ほど積極的に動く

・長期的な考え方を維持する

バフェットの最新の銘柄選択

誰もがバフェットの最新の投資動向を知りたがります。

しかし、バフェットが株を買う際には、彼は何も言わずに買います。

彼が事前に購入する株を公表すれば、たくさんの人々がその株に群がり、バフェットは適切な価格で株を買うことができなくなるでしょう。

しかし、SEC(米証券取引委員会)は、バークシャー規模の資産運用会社に対し、四半期ごとの保有明細の提出を求め、自己保有株の変動を開示するよう要求しています。

なおバフェットは、後継者育成の一環として、バークシャーのトッド・コムズとテッド・ウェシュラ―に多額のポートフォリオ運用の権限を与えています。

それでも、いまだにバフェットがポートフォリオの大部分を管理しています。

バフェットの保有銘柄トップ10

バークシャー・ハサウェイが四半期ごとに購入および販売している銘柄は、保有明細から把握することができます。

また、バフェットの最大の持ち株が何であるかを確認することもできます。

1.アップル(NASDAQ:AAPL)

2.バンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)

3.ウェルズ・ファーゴ(NYSE:WFC)

4.コカ・コーラ(NYSE:KO)

5.アメリカン・エキスプレス(NYSE:AXP)

6.クラフト・ハインツ(NASDAQ:KHC)

7.USバンコープ(NYSE:USB)

8.JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)

9.ムーディーズ(NYSE:MCO)

10.バンク・オブ・ニューヨーク・メロン​(NYSE:BK)

1.ここからわかることは、全て大企業だということです。バフェットの資金力では、彼が中小企業あるいは中堅企業の株を買うと、市場を大きく揺るがしてしまうと思われます。

2. 10のうち7つは銀行または金融機関です。

3. 残りの3つ(アップル、アメリカン・エキスプレス、クラフト・ハインツ)は大手消費ブランドです。

バフェット、専門用語を使わずに投資を平易に説明

バフェットがとても有名である理由は、運用パフォーマンスの素晴らしさはもちろんですが、投資に関して専門用語を使わずに簡潔に表現するためです。

デリバティブの大きなリスクについて尋ねられた場合、金融ニュースのキャスターは、おそらくカウンターパーティリスクとCDO(債務担保証券)のような複雑な仕組みについて話すでしょう。

しかし、バフェットは創造的に、ユーモアをまじえて物事を表現します。

バフェットの配当戦略

バフェットが保有するトップ10銘柄を見れば、どの銘柄もかなりの配当を支払っていることに気付くかもしれません。

一方、バークシャーは配当を支払っていないことにも気付くでしょう。

バフェットは、配当に関して確固たる考えを持っています。詳細については、下記の参考記事をご覧ください。

配当株好きなバフェットのポートフォリオを解説

各資産クラスについてのバフェットの考え

どの資産に投資すべきかを考えるよりも、どの資産に集中して投資するかを決める方が、よほど重要です。

たとえば、毎年の株式投資で市場リターンを上回ったとしても、株式がポートフォリオの1%しかない場合、それはあなたの財産形成にまったく意味をなさないでしょう。

バークシャーの年次株主総会

毎年、4万人近くが、ネブラスカ州オマハで開催されるバークシャーの年次株主総会、別名「資本家のためのウッドストック」に出席しています。

年次株主総会が大きなイベントとして多くの人々を集めることは、とても驚くべきことです。

年次総会では、バフェットと彼のパートナーでバークシャーの副会長であるチャーリー・マンガーが数時間にわたってステージにあがります。

そして、株主や選ばれたジャーナリストからのあらゆる質問に答えていきます。

バークシャーの株主への手紙

おそらくオマハへ旅行するより、バフェットの優れた知恵を得るための良い方法は、彼の「株主への手紙」を読むことです。

どの手紙も、バークシャーの事業に対する具体的な見解と、投資に関する一般的な見解について書かれています。

バークシャーのサイトからこれらの手紙すべてにアクセスすることができます。

バフェットに関する5つの著書

バフェットは自分自身で多くのことを書いていますが、彼についての著書は、もっとたくさん書かれています。

オマハの賢人の戦略をもっと深く探求しようとしているのなら、あるいは単に彼を動機付けるものであれば、次の5つから始めるといいでしょう。

・「Buffett: The Making of an American Capitalist(バフェット、アメリカ資本主義者の作り方)」:ロジャー・ローウェンスタイン著

・「The Warren Buffett Way(ウォーレン・バフェットウェイ)」:ロバートG. ハストーム著

・「The Warren Buffett CEO(ウォーレン・バフェットCEO)」: ロバート P. マイルズ著

・「The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life(スノーボール-ウォーレン・バフェットとビジネス-)」:アリス・シュローダー著

・「Tap Dancing to Work: Warren Buffett on Practically Everything, 1966-2013(タップダンスのような軽やかな仕事ぶり)」:キャロルJ・ルーミス著

バフェットについてよく聞かれる質問

Q.バフェットは何歳ですか?

A.記事執筆時点で88歳。彼は1930年8月30日に生まれました。

Q.バフェットの純資産はいくらですか?

A.およそ800億ドルです。彼は、ジェフ・ベゾスとビル・ゲイツの次に、世界で3番目に裕福な人物です。しかも、それは2006年に彼の資産(そして彼のバークシャー・ハサウェイ株のすべて)の99%を慈善団体に譲渡した後です。彼はすでに数千億ドルを寄付しています。

Q.バフェットの学歴は?

A.彼は、ネブラスカ大学に編入する前に、ペンシルベニア大学ウォートン校で勉強しました。大学院は、コロンビアビジネススクールに行きました。

Q.どんな投資家がバフェットに影響を与えましたか?

A.バフェットは、彼の投資スタイルは「85%グラハムと15%フィッシャー」だと述べています。

グラハムとは、ベンジャミン・グラハムで「割安株投資の父」です。

彼はThe Intelligent Investorを書き、David DoddとSecurity Analysisを共同執筆しました。

彼はコロンビアビジネススクールのバフェットの教授兼指導者でした。

フィッシャーは、フィリップ・フィッシャーで成長株投資の先駆者です。

グラハムとフィッシャーはバフェットにとって投資の英雄です。

なお、バフェットは、ビジネスパートナーのチャーリー・マンガーの影響を最も受けているとみられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


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