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【米国株動向】IBM、医薬品物流ブロックチェーンプロジェクトでFDAと連携

モトリーフール米国本社、2019年6月13日投稿記事より

FDA(米食品医薬品局)はブロックチェーン技術を使って処方薬のサプライチェーンを把握しようとしており、IBM(NYSE:IBM)に白羽の矢を立てました。

IBMは、小売最大手のウォルマート、製薬大手のメルク、国際会計事務所のKPMGと共に、ブロックチェーンをベースとしたシステムを開発することになりました。

このパイロットプロジェクトは年末までに終了し、その時点で次の段階に進むか決定されます。

IBMが関係するブロックチェーンプロジェクトが、これでまた一つ増えます。

その他の主要プロジェクトには、食品を追跡するIBMフードトラスト(ウォルマートが使用)、国際物流プラットフォームの「トレードレンズ(TradeLens)」が含まれます。

IBMは500以上の顧客企業と各種ブロックチェーンプロジェクトを進めています。

ブロックチェーンで処方薬の物流・在庫を迅速に把握

FDAは、ブロックチェーン・ネットワークを構築することで、処方薬の物流、在庫などの情報を迅速かつ正確に把握したいと考えています。

FDAの目標は、IBMが取り組んでいる食品産業におけるブロックチェーン導入の目標と似ています。

ウォルマートのブロックチェーン・パイロットプロジェクトでは、葉菜類や豚肉について、農場から店頭までの迅速なサプライチェーン追跡を進めています。

食品に由来する問題が発生した場合、これまでは数週間または数日間かかっていた原因の特定を、数秒で行うことを目標にしています。

ブロックチェーンにおける業界標準を目指す

ウインターグリーン・リサーチによれば、ブロックチェーンの市場規模は、2017年に約7億ドルに過ぎなかったのが、2024年には600億ドルに急拡大する可能性があります。

この爆発的な成長は約束されたものではありませんが、市場が拡大する場合、IBMが市場リーダーになるとみられます。

IBMが取り組んでいるフードトラスト、トレードレンズ、FDAプロジェクトなどは、今後業界標準になる可能性があります。

そうなった場合、IBMはネットワーク効果(サービスを利用する顧客企業が増えれば増えるほど、顧客企業の利便性も増すこと)を享受できるでしょう。

ブロックチェーンは、IBMの長期成長戦略の重要な要素です。

FDAがブロックチェーンのパイロットプロジェクトでIBMを選んだことで、同社のブロックチェーン事業に弾みが付くとみられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Timothy Greenは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、IBM株をショートしています。

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