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インデックス投資に関する、よくある勘違い

つみたてNISAやiDeCoの制度紹介やセミナーでは、インデックスファンドを用いて、

  • 長期
  • 分散(世界中)
  • 積み立て

この3本柱で運用しましょう!と言われているので、多くの人が「長期・分散・積み立て投資」がインデックス投資と思われていますが、そうではありません。

「インデックス投資」に厳密な定義はありませんが、結論から言うと指数(インデックス)に対してパッシブ運用を行い、その指数から信託報酬控除後の期待リターンを得ることがインデックス投資です。

ではなぜ、金融機関やファイナンシャルプランナーは「長期・分散・積立て投資」というのかについては、目的・課題・手段で整理すると明確になります

投資の目的は人それぞれですが、個人・企業に関わらず通ずることは資産形成です。

目的が資産形成なので、資産が右肩上がりで増えてもらわないと困ります。

つまり、期待リターンをプラスにすることが課題①です。

課題①を解決する手段として、幅広い銘柄を対象とした株式へ分散投資をします。

利益が出続ける銘柄が分かるのならその銘柄を保有すれば良いのですが、それを当てるのも困難で且つ、市場全体の動きに合わせるほうが結果的に負けにくい運用が可能となるので、「長期」で「分散投資」を行います。

次に積み立て投資に関して。

指数の期待リターンを全て得たいのなら、今すぐ一生分の収入を市場へ投入する事が指数の期待リターンを全て得られるのですが、それを実行するには借金するしかありません。

実際は収入―支出の余剰分しか投資に廻せません。これが課題②になります。

金融機関等は積立て投資(ドル・コスト平均法)の目的に対して「高値掴みをしないこと」と「時間の分散」と説明しますが、我々がサラリーマンである限り給料からの余剰分でしか投資が出来ないので、結果的に積立て投資という手段しかないのです。

では整理しましょう。

目的:資産形成

課題①:期待リターンをプラスにする必要がある

⇒手段:長期で幅広い銘柄への分散投資を行う

課題②:まとまった資金がない

⇒手段:収支の余剰分で積み立てる

こうして整理すると、インデックス投資に対して目的と手段がアベコベになっていたことに気付かれる人もいると思われます。

長期・分散・積立て投資とはあくまでも、一般世帯が資産形成を行う上で実施可能な手法の集合体なわけですね。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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