The Motley Fool

マイナスリターンを減らすことも、立派な投資である

投資における大鉄則は、株式・債券のアセットクラス及び銘柄を分散し、投資対象となる地域・国の分散です。

その心としては、「卵は一つの籠に盛るな」という格言が有名であり、その理由は当然ながら全ての卵を盛った籠を落としてしまうと、1度で全ての卵が割れてしまうからです。

しかし、どれだけ投資先の分散をしてもマイナスリターンに終わってしまう年があるのも現実であり、2018年はまさにその様な1年でした。

2018年はつみたてNISAという投資の利益に対して20年間非課税となる制度がスタートし、多くの個人投資家が誕生しました。

しかし上記で書いたように、2018年は投資デビュー者にとって辛い1年となったのです。

では実際に、つみたてNISAの年間投資枠となる40万円を毎営業日買付けで実施した場合、アセットクラス毎での分散投資、パッシブ運用、アクティブ運用でのリターンを検証してみました。

アセットクラス 運用手法 分散度 リターン
株式 世界時価総額比率 パッシブ -14.9
アクティブ -12.5
先進国(除く日本) パッシブ -13.9
新興国 -12.1
米国 -14.6
日本(大中小型) アクティブ -24.1
株式・債券 全世界50%:50% パッシブ -6.4
株式・債券・REIT 全世界12.5%均等 -6.7

御覧の通り、いかなる投資手法を用いても2018年度のリターンはマイナスとなりました。

しかし、そのマイナスリターンの大きさは、表の右から二列目「分散度」を大きくすることで減少していることが分かるかと思われます。

投資とは絶対的なプラスリターンを追求することだけではありません。

特にリスク資産が減少した時にも自分のリスク選好度を超えない範囲で運用できていないと、恐怖心から売却(損失の確定)という行動をとってしまいます。

「投資」という聞こえの良いフレーズから、アセットアロケーション内のリスク資産を株式100%にしたくはなりますが、2018年の投資結果より我々個人投資家が学ぶべきところは、アセットクラスは株式だけでなく債券やREITにまで分散させておくこと。

そうすることで、マイナスリターンという心に受けるダメージを小さくできるのです。

投資の古典として有名なチャールズ・エリスの著書「敗者のゲーム」にて、長期投資における心得を説いています

“長期投資における最大のリスクは、インフレと、投資家自身が感情に左右されることで生み出す不要なリスクである。”

分散投資によってマイナスリターンを減らすことは、投資家が感情に左右される機会を減らすことに直結するのです。

2019年は、ご自身のアセットアロケーションを見直す良い機会となるでしょう。

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