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リスク資産における、引き算式アセットアロケーションの検討

アセットアロケーションの検討によって、世帯全体の資産の中からリスク資産に廻せる割合が決まったら、いよいよ投資する資産クラス・対象地域・銘柄を決めていきたいと思います。

投資の鉄則は市場から撤退しないことなので、基本的に銘柄の分散が必要になります。

よって今回は、インデックスタイプの投資信託による筆者オリジナル「引き算式アセットアロケーション」の検討をお伝えします。

  • ①基本は株式による世界時価総額比率

インデックス投資の基本は、地球全体の値動きを再現するとこからスタートします。

銘柄としてはバンガードのVTか、そのVTを円建て資産で買い付ける楽天・全世界株式インデックスをポートフォリオに組み込みます。

  • ②「①」に対して、中・小型株は不要

世界時価総額比率に対して中・小型株式が与える影響はほとんどありません。

これはバンガードの創業者ジョン.C.ボーグルも自信の著書にて明確に説いています。

そうなると銘柄としてはeMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)が候補に上がります。

  • ③「②」に対して、日本市場は不要

日本の企業は株主還元よりも雇用を優先する為、他先進国に対して日本インデックスのリターンは芳しくありません。

そして日本株式市場の場合は日銀による株価買い支えもあり、正しい株式市場が形成されているか疑わしい状態です。

よって、世界時価総額比率に対して日本市場が不要と思われるなら、MSCI ACWI(除く)を目標指数として運用している、野村つみたて外国株投信やeMAXIS Slim全世界株(除く日本)が候補になるでしょう。

  • ④「③」に対して、新興国市場は不要

新興国市場は先進国市場よりGDPが高くて魅力的ですが、企業の会計基準が先進国と異なっていたりするので、GDPが株価に正しく反映されにくい傾向があります。

また政治・経済情勢が不安定な為、新興国市場の株価が下落する際は、先進国以上に下落する傾向もあります。

よって③に対して不安定な新興国市場を省いたインデックスMSCI KOKUSAIを運用対象としたeMAXIS Slim先進国株や、ニッセイ外国株インデックスファンドが候補となります。

  • ⑤「④」に対して、米国以外の先進国は不要

株式の世界時価総額比率に於ける米国の割合は50%を超えています。

米国企業は株主へ還元するガバナンスが行き届いているので、米国市場は過去20年を振り返っても素晴らしいリターンを上げてきました。

そうなると候補はeMAXIS Slim S&P500や楽天・全米株式インデックスファンドになります。

長期投資とは自分が「しっくりくる」投資対象を保有していないと、自分自身が感情に左右され、不要なリスクが生み出されていまいます。

その答えの一助として、引き算式アセットアロケーションの検討を実施してみては如何でしょうか?


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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