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実践的アセットアロケーションの検討方法 ~最大下落率を可視化する~

投資における成否の9割は、アセットアロケーション(資産配分)にて決まると言われています。

前回の記事でアセットアロケーションの検討で最初にやるべき事は、「資産全体の中から長期的にリスク(変動率)を負っていい割合を決めることである」と、まるでファイナンシャル・プラニングの様な説明させていただきました。

実践的アセットアロケーションの検討方法 ~リスク資産に廻せる割合を決める~

なぜ投資先を決める前に上記の様な作業が必要かと言いますと、リスク資産のリターンはコントロールできません。

よって、株式市場が暴落して生活資金が足りなくなると、含み損状態のリスク資産を解約する=損失を決定することになるからです

しかし値動きする資産=リスク資産を保有したことない人は、実際にリスク資産を保有してみないとその恐怖心を理解することはできません。

今回はリスク選好度観点でのアセットアロケーションの検討です。

リスク選好度とはリスク資産の値動きに耐えられるメンタル的な強さを意味します。

リスク資産の値動きによる恐怖心を受け入れるには、暴落によって自分の資産がどの様に減ってしまうのか可視化するのが効果的です。

では実際にシミュレーションしてみましょう

  • プランA:無リスク資産70%:リスク資産30%
  • プランB:無リスク資産30%:リスク資産70%
  • 無リスク資産+リスク資産の合計は500万円。
  • リスク資産はTOPIXに連動するインデックスファンドのみとする

この2つのプランの資産をグラフにすると、下記のようになります

ではここで、過去に起きたリーマンショック時にTOPIXがどれぐらい下落したのか、改めて見てみたいと思います

リーマンショックの時は株価が半分になったと言われていますが、一瞬で半分まで下落した訳ではなく、約1年かけて下落し続けました。

上記TOPIXのチャートより、TOPIXは高値から半分以上下落したことが分かります。

では、この下落を受けたプランAとプランBの資産状況はどのようになっているか見てみたいと思います。

インデックスファンドは対象となる指数に連動した投資成果を目指しますので、TOPIXの-58%に連動して、プランA・プランBのリスク資産も-58%減少しました。

プランAは保守的なアセットアロケーションを構築していたので、株価暴落に直面しても資産は合計で413万円あるのに対して、プランBの資産は総額で297万円しかありません。

プランBの状態の時に万が一、自分の親が他界してしまって葬儀代に200万円必要になったとしましょう。

しかしプランBの無リスク資産は150万円しかありませんので、リスク資産を50万円解約する必要があります。(=損失確定)

もしこのシミュレーション結果、プランBの資産配分に不安を感じるのなら株式の保有割合を減らすべきです。

これが、リスク選好度の観点からの、アセットアロケーションの検討になります。

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