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実践的アセットアロケーションの検討方法 ~リスク資産に廻せる割合を決める~

前回の記事で、投資における成否の9割はアセットアロケーション(資産配分)にて決まると説明させていただきました。

投資銘柄を選ぶ前に、アセットアロケーションを検討しよう

アセットアロケーションの検討とは、期待リターンを有する資産クラス(株・債券・REIT等)に世帯資産の何%を割り当てるかを決めることです。

運用利回り(%)=(投資資金×期待リターン)×運用年数

上記式から読み取れるように、投資とは運用年数が長ければ長いほど高いリターンが期待できる為、世帯収支の中で投資を継続できる仕組みを構築しないといけません。

しかし実際は多くの人が勘違いをされています。

アセットアロケーションの検討はリスク資産内における資産割合(株・債券・REIT・地域)を決める事だけだと思われていますが、最初に決めるのはリスク許容度(投資の損失を他の所得で補えるか)の観点から世帯収支に於ける「無リスク資産とリスク資産の割合」を決める作業になります。

無リスク資産は日々の生活における支出や、子供の将来学費・車や住宅の頭金となるので、無リスク資産をどれくらい保有しておく必要があるかは人生のライフステージによって、世帯ごとに異なります。

そして資産全体の中から長期的にリスク(変動率)を負っていい割合を決めるのが、リスク許容度の観点から決めるアセットアロケーションになります。

もしこの時点で投資に廻せるお金がないのなら、投資などせずに収入の増加と支出の削減を優先する必要があります。

投資に廻せる貯蓄部分が無い場合は、高金利のローン、過剰に加入している生命・医療保険等、スマホの料金プラン、習い事等の固定費が大きい項目から見直しましょう。

投資は世帯収支・貯蓄の中から余剰資金で行う必要がありますが、ライフステージによって変化するリスク許容度の観点から、「いつか必要になる大きな資金」を意識しないといけません。

例えば、

  • 子供の大学費
  • 車や住宅の頭金
  • 老後資金

これらのお金は今すぐにではなくとも、必要となるタイミングが10年未満になった場合は、リスク資産の割合を減らして無リスク資産を増やす必要がります。

いやいや、まとまったお金を用意していたらいつまで経っても投資なんてできないじゃないか?と思われそうですが、今の時代は投資信託なら1000円から積立て投資が可能ですので、収支の中の貯蓄に廻す一部をリスク資産に割り当てればいいでしょう。

投資とは長期間継続して初めてその効果を得られるので、世帯でその仕組みを構築することが、アセットアロケーションを検討する上で最初に行うことなのです。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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