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投資銘柄を選ぶ前に、アセットアロケーションを検討しよう

投資を始めようと思うとどの商品が良いのか?と銘柄選定からしたくなりますが、実は投資における成否の9割はアセットアロケーション(資産配分)にて決まると言われています。

最初に言葉の定義を統一します。

現金等の時間経過によって値段が変動しない資産のことを「無リスク資産」。株価や債券のように相場で値段が変動する資産を「リスク資産」とします。

無リスク資産は私生活における衣・食・住・娯楽の支払に使用するので、保有額が大きく身近な存在となります。

つまり投資をする上で1番大切なのは、収入+貯蓄に対してリスク資産に廻せる金額を決めることから始めないといけません。

無リスク資産は使わない限り残高が減りませんが、リスク資産は何もしなくても価格が上下に変動しますし、その動きをコントロールすることは出来ません。

そして十分な無リスク資産を保有していないと、冠婚葬祭や病気で急な出費が出た時に生活が成り立たなくなるからです。

では収入+貯蓄からリスク資産に廻す割合を決めた後は、リスク資産で発生しうる最大損失を算出したいと思います。

株式による各地域を対象とした20年間の円換算 平均リターン/±リスク(変動率)は概ね下記の様になります

  • 日本:4%/±18%
  • 先進国:6%/±19%
  • 新興国:9%/±24%

新興国株式はリターンが高い反面、リスク(変動率)が非常に大きいことが分かると思われます。

ちなみに上記リターン/±リスク(変動率)は20年間の平均(1標準偏差)になりますので、最大発生しうるリスク(変動率)を想定するには3標準偏差をイメージした方がいいでしょう。

かなり驚きの結果になったかと思われますが、10年前のリーマンショックの際は各地域に分散投資を行った株式も、上記棒グラフ並みに下落をしました。

これが、リーマンショックが100年に1度(3標準偏差の確率分布)の経済危機といわれた所以となります。

勘違いしてはならないのが、リーマンショック級の下落が発生するのは確率的に100年に1度という訳ではなく、株価の変動幅が3標準偏差に該当したからです。

つまりこれからも、株価が3標準偏差並みに下落する可能性が常にあるので、我々個人投資家はリスク資産がここまで下落する可能性を想定しておく必要があります。

投資に廻せるリスク資産の割合を決めたとしても、上記で説明したようにリスク資産に発生しうる最大損失に気持ちが耐えられないと投資を続けることはできません。

次回の記事ではより具体的な、アセットアロケーションの検討方法に入っていきましょう。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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