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【米国株動向】ペイパルの2つの成長機会

モトリーフール米国本社、2019年6月6日投稿記事より

電子決済サービスのペイパル・ホールディングス(ティッカー:PYPL)の株価は、2015年のイーベイからの分離以来193%上昇しています。

ペイパルは2億7,700万人のユーザーを抱えてさらに成長しており、今後も大きな拡大余地が見込まれています。

ペイパルの2つの主要な成長機会であるVenmo(ベンモ、個人間送金プラットフォーム)と大手Eコマースプラットフォームとの提携を見ていきます。

Venmoの収益化を進める

米国で広く使われている個人間送金アプリのVenmoは、ペイパルの決済プラットフォームにおける主要サービスです。

Venmoの総決済量は直近四半期に前年同期比73%増と大幅に伸び、今年の総決済量は1,000億ドルに達すると見込まれています。

しかし、Venmoはまだ初期投資段階にあります。

ユーザーは同アプリを頻繁に使っていますが、銀行口座などで支払い決済が行われる限り、手数料が発生しないためです。

経営陣はインスタント・トランスファーなどの新サービスやVenmoクレジットカードを導入し、アプリの収益化を狙っています。

第1四半期のVenmoの収入は年率換算で3億ドルで、前四半期の2億ドルから上昇しています。

しかし、Venmoを収益性のあるサービスに転換するための初期段階にすぎません。

Venmoの利益率をペイパルの他のサービスの利益率と同様にするには数年以上かかるとみられます。

しかし、Venmoサービスは長期的にさらなる拡大が予想されるため、今後の利益寄与のポテンシャルは大きいとみられます。

急成長するEコマースプラットフォームとの提携

ペイパルは、世界で急成長しているEコマースプラットフォームとの提携拡大を進めています。

それらには、ウーバー・テクノロジーズ、フェイスブックのインスタグラム、メルカドリブレ(「ラテンアメリカのイーベイ」と呼ばれています)が含まれます。

特にウーバーとの提携効果は大きいとみられます。

ウーバーの総取引量は、2016年から2018年の間に121%増加し、415億ドルに達しています。

そして、ウーバーの成長はまだ始まったばかりです。

ウーバーは、ペイパルとデジタルウォレットサービスに取り組んでおり、ペイパルはウーバーに5億ドル投資しています。

なお、ペイパルの中核サービスとVenmoの成長の元はネットワーク効果です。

より多くのユーザーや小売業者がペイパルを使うことで、ペイパルブランドの認知度が広がり、さらなるユーザーや小売業者が集まってきます。

そして、フェイスブック、メルカドリブレ、ウーバーとの提携により、ペイパルはネットワーク効果をさらに拡大させています。

たとえば、メルカドリブレとの提携により、ペイパルは5億人のユーザーへのサービス提供が可能になっています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者John Ballardはペイパル株を保有しています。モトリーフール社は、フェイスブック株、メルカドリブレ株、ペイパル株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、イーベイ株とウーバー・テクノロジーズ株を推奨しています。

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