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とんかつチェーンを買収したコーヒーチェーンKimlyの事業見通し

モトリーフール・シンガポール支局、2019530日投稿記事より

Kimly Ltd(ティッカー:1D0)は、シンガポール最大のコーヒーショップ運営会社の1つであり、シンガポール各地に68の飲食店と130の屋台という広範なネットワークを持っています。

同グループは最近、シンガポールの日本食レストランである「とん吉」と、製菓会社であると「リバイゴーシュ」を買収しました。

とん吉はシンガポールでとんかつや日本食を提供しており、日本人や現地の人に愛されている人気の日本食レストランチェーンです。

シンガポールのコーヒーショップ業界は市場が細分化されており、効率的な展開が難しいため、投資家はKimlyがIPO後の成長軌道を継続できるか疑問に思うかもしれません。

Kimlyの成長可能性を評価します。

セントラルキッチンを活用

Kimlyはアウトレット管理と食品小売を主要部門としています。

アウトレット管理部門はFoodcliqueというブランドの下で、60のコーヒーショップ、4つの企業向け食堂、3つのフードコートからなる67のフードアウトレットを運営しています。

食品小売部門はセントラルキッチンで作られたソース、マリネ、半完成品をすべての屋台に供給し、約130の自営型屋台が食品を販売しています。

コーヒーショップでは、Kimly自社ブランドのアイスコーヒーとアイスティーの新商品の提供を計画しており、2019年度第3四半期(4月~6月)に販売開始する予定です。

また、2019年度中に3~5店舗の新しいコーヒーショップをオープンすることも計画しています。

堅固なファンダメンタルズ

Kimlyの2019年度第2四半期(1月~3月)決算では、前年同期比4.7%の増収を記録しましたが、経費の増加により純利益は13.2%減でした。

それにもかかわらずKimlyのバランスシートは堅調で、キャッシュは8,650万シンガポールドルで負債はありません。

これにより、保有現金でコーヒーショップを買収することができ、グループの成長が加速するでしょう。

営業キャッシュフローは非常に堅調で、2019年度上半期は2,460万シンガポールドルとなりました。

設備投資額は160万シンガポールドルのみだったので、フリーキャッシュフローは2,300万シンガポールドルでした。

これにより、Kimlyは中間配当を0.28シンガポールセントから0.56シンガポールセントに倍増させました。

有望な見通し

グループの見通しは有望です。コーヒーショップ部門に成長の余地があるだけでなく、セントラルキッチンの拡大もコスト削減と生産の合理化につながり、結果的に利益率が向上するでしょう。

強力なバランスシートと十分なキャッシュ保有により、Kimlyは補完的な事業を獲得し、ブランドの安定性を高めることができるとみられます。

(なお、米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者で、モトリーフール・シンガポールの寄稿者であるRoyston Yangは、記事で言及されている株式を保有していません。

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