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オフショア投資とは?節税対策に使われる上級者向けの投資法

オフショア投資は、投資を行う上で是非理解しておきたい仕組みの一つです。

とはいえ、

  • オフショア投資とは?
  • オフショア投資のメリットは?

という疑問をお持ちの投資家の皆様も多いかと思います。

そこでこの記事ではそんなオフショア投資に対して疑問をお持ちの皆様のお悩みにお答えします。

具体的には、

  • オフショア投資とは?
  • オフショア投資のメリット
  • オフショア投資のデメリット
  • オフショア投資は違法ではないの?
  • オフショア投資のリスクを確認
  • オフショア投資を始めるならIFA経由が一般的
  • 日本では一般的ではないので上級者向けの投資
  • まとめ

の順番に重要なポイントのみをご紹介いたします。

投資を行う上で是非知っておきたい知識となりますので、これを機会に理解を深めてみてください。

オフショア投資とは?

オフショア投資とは、租税回避地において直接投資を行うことを言います。

オフショアとは、文字通りに解釈すれば海外地域のことですが、一般的には租税優遇地域、あるいは租税回避地のことを指します。

そうした地域において、取引口座を開設し直接投資を行うことをオフショア投資と呼ぶのです。

これは、海外分散投資の一種ですが、海外地域への直接投資ですので、日本国内の市場で海外型の投資信託や債券を取引するのとは異なります。

オフショアは世界中に点在し、アジアであれば、香港とシンガポールが2大オフショア地域であると言えるでしょう。

オフショア投資のメリット

オフショア投資のメリットは、何といっても、国内と比べて非常に低い税率の下で投資を行うことが出来る点です。

前述のように、オフショアは租税回避地とも呼ばれますが、租税回避地とは投資を行う際の税率がゼロか、あるいは非常に低い地域のことを言います。

通常、日本国内で投資を行った場合、株式投資であれば、その運用益に対して20.315%の税率が課されます。

一方で、オフショア投資では、こうした税率がゼロになる訳ですから、その分、運用益を多く得ることが出来るのです。

また、オフショア投資における税率面以外のメリットとして、その投資対象の豊富さを挙げることが出来ます。

日本国内の投資であれば、金融庁に認められた金融機関から金融商品を購入する必要がありますが、そうなるとたとえ世界中の金融商品に投資をしたくても、売買できる金融商品には限界があります。

国内では、主にアメリカや中国の株式、あるいはその他の国に関連する投資信託や債券などを購入出来ますが、それらの金融機関も世界中のあらゆる金融商品を扱っている訳ではありません。

一方で、オフショア投資の場合には、海外の金融機関を通して、現地の金融商品を直接買いに行きますので、圧倒的にその選択肢が広がるのです。

オフショア投資のデメリット

オフショア投資のデメリットの一つとしては、情報の少ない中で投資を行わなければならない点が挙げられます。

この投資の場合、海外の金融機関から現地の金融商品を購入しますので、当然、投資をする際には現地の情報を基に投資判断をする必要がありますが、そもそも日本国内からは取得できない情報である場合には、日本国内での情報を頼りにするしかなく、現地の投資家と比べて圧倒的に不利な投資環境に置かれることになります。

オフショア投資は違法ではないの?

前述の通り、オフショアとはタックスヘイブンと呼ばれることもありますが、タックスヘイブンと聞くと、以前パナマ文書で問題となった事もあり、タックスヘイブンに関わるすべてのものを違法であると勘違いしてしまうかもしれません。

実際には、タックスヘイブンそれ自体は違法ではなく、そこを利用する際も、法律に則った利用をすれば違法となることはありません。

よく問題だと言われているのは、タックスヘイブンを利用した脱税やマネーロンダリングの事であり、これはどちらも違法となります。

同様にオフショア投資もそれ自体は違法ではありませんが、オフショア投資の対象となる商品の中には日本国内での販売や営業が法律で禁止されているものもありますので、注意すべきです。

オフショア投資のリスクを確認

オフショア投資のリスクとして、主に為替変動リスクとカントリーリスクの二つがあります。

オフショア投資の場合、海外への直接投資になりますので、当然、現地通貨での運用が行われますし、何か政治的・経済的な問題が現地国家内で発生した場合には、その影響を直接的に受けてしまいます。

よって、現地通貨と日本円との間での為替変動のリスクや、現地国家内での問題による商品価格変動のリスクは、オフショア投資を行う上で知っておかなければならないものと言えるでしょう。

オフショア投資を始めるならIFA経由が一般的

オフショア投資を始める際には、IFAを利用するのが一般的です。

IFAとは、Independent Financial Adviserの略であり、独立系ファイナンシャルアドバイザーの事です。

IFAは金融機関から独立して金融業務を行うことで、中立的なアドバイスをすることが出来ます。

オフショア投資はこうしたIFAを通して行うことになります。

オフショア投資をする際には、海外の金融機関と基本的に英語でやり取りする必要があります。

また、高度な金融知識も必要とされるのですが、そうした業務をお任せすることが出来るIFAを見つける必要があります。

IFAとは?金融パーソンと投資家、それぞれの視点からメリット・デメリットを解説

日本では一般的ではないので上級者向けの投資

最近では、パナマ文書などの影響からかタックスヘイブンという単語をよく聞くようになりました。

そこから派生した海外投資の話題もよく聞かれるようになってきましたが、それでもやはりオフショア投資はまだまだ一般的な投資方法であるとは言えない状況です。

そもそもオフショア投資自体、手続きの煩雑さや情報不足などの理由から、どうしても、節税をしたいと強く願う一部の高額所得者や、投資を長年やってきて、より利益を多く得たいと考えるような投資上級者以外には、まだまだ身近な投資手法とは言えないのが現実です。

まとめ

今回の記事では投資を行う上で是非知っておいて頂きたいオフショア投資についての解説を行ってきました。

オフショア投資のメリットやリスクなど、これまでオフショア投資の経験のある投資家の方であれば、一見簡単に理解することが出来そうなのですが、間違った解釈をしてしまっている場合やあいまいな場合が多くなるところかと思います。

実際に、オフショア投資を行ったことが無い場合は理解することが難しくなると思いますが、オフショア投資の意味やメリットは、投資を行う上で役にたつことがあるかとおもいますので、今回を機会に是非理解を深めて頂ければと思います。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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