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安全資産として注目される金投資とは?

金は、その希少性と美しさから古来より世界共通の通貨として使われてきました。

紀元前の時代から通貨として流通し、現在でも世界中の中央銀行で準備資産として保有されています。

なぜそれほど金が重宝されているかというと、金はそれ自体に価値があり紙幣より頼りになるからです。

そのため、戦争や紛争が起こり、世界情勢が不安定になった時には金の人気が高まり、金の価格が上昇する傾向にあります。

先行きが不安な経済状況である昨今、安全資産として注目されている金を投資で利用してみませんか?

本記事では、金投資の基礎的知識やメリット・デメリットについて説明していきます。

ぜひ、金を投資目的で利用する際の参考にしてみて下さいね。

金投資とは?他の貴金属投資との違い

金投資とは、毎日価格の変動する金を売り買いして利益を得る投資方法です。

金自体に不変の価値があること、世界共通の通貨として使用されていることから価格が比較的安定していて、長期にわたる資産形成に向いています。

貴金属投資には、金以外にもプラチナ、銀、パラジウムといった種類が存在します。

プラチナは、金と比べて生産量が圧倒的に少なく、その分希少価値が高い貴金属です。

しかし金や銀と違い、通貨としての役割がありません。

金より価値が高い時期もありましたが、現在では安くなっています。

銀は、金と同じく通貨として使用されてきました。

金と比べると安価で、手軽な価格で貴金属を買い求める人達に注目されています。

プラチナと銀は市場が小さいことから、価格の値動きが大きく、ハイリスク・ハイリターンの貴金属といえます。

パラジウムは、金・銀・プラチナに次いで人気が高く、プラチナの副産物として生産される貴金属です。

8割弱がガソリン車の触媒として需要があり、世界の幅広い地域で使われることから、欧州経済に多少の乱れが生じても大きなリスクに繋がらない傾向にあります。

次に、金投資のメリット・デメリットを見ていきましょう。

金投資を行うメリット

まずは金投資のメリットについて説明していきます。

金投資のメリットは、金の価値が不変であることです。

世界情勢がどうなろうと金の価値はなくならない安心感があります。

また、金はインフレに強いです。

インフレになるとモノの価値が上昇し通貨の価値が下がりますが、モノである金の価値は上昇します。

金を購入することで、持っている資産の目減りを防ぐことができます。

金投資を行うデメリット

金投資のデメリットについても見ていきましょう。

投資方法にもよりますが、金そのものには配当金などの利回りがないため、持っていても利息がつきません。

そのため金利収入のようなインカムゲインがなく、資産を売却することによって利益が得られるキャピタルゲインしか狙えません。

また、金には元本保証がありません。

ドル建てで国際取引されているので為替レートの影響を受けます。

常に価格が変動するリスクがあり、価格が下がれば元本割れを起こす可能性もあります。

現物の金を保有する場合は、盗難対策など厳重な保管場所を用意する費用や手間がかかります。

購入、保有、売却の際に手数料がかかることもあるため、費用面で注意が必要です。

金投資を行う方法

金投資を行う方法は、5種類あります。

  • 初心者にオススメの純金積立

毎月一定額の資金を積み立てることで、高額な金を少額から購入できます。

  • 株取引に近い形の金ETFや投資信託

ETF(上場投資信託)や投資信託を利用した金投資の方法です。

  • 現物の金を購入する金地金(インゴット)

金地金を始めるにはまとまった資金の用意が必要ですが、数十万円の資金から始める方向けの地金型金貨もあります。

  • 少ない資金で大きな利益が得られる金先物取引

将来のある特定時期の商品売買を約束する取引です。

例えば、1キログラムの金を半年後に、1グラム当たり5000円で売る(買う)というような約束を前もって行います。

取引の担保として証拠金を預け入れ、預託した証拠金の何十倍の額を取引するハイレバレッジの取引です。

  • 豊富な投資経験が必要な金CFD

CFDとは、差金決済取引のことです。

金を原資産とするのが金CFDで、金は保有することなく、金の値動きを基に売買を行い、その差損益だけをやり取りする取引です。

また、ハイレバレッジをかけることでハイリスク・ハイリターンな投資にチャレンジできます。

現物の金を購入する

では実際に、現物の金はどこで購入できるのでしょうか?

一番簡単な方法は、貴金属店で金貨を購入することです。

お店に足を運び代金を支払えば、面倒な手続きをすることなくその場で金を購入できます。

ただし信頼できないお店では偽物が出回ることもあるため、その金貨が本物であるかどうか見極めなければなりません。

また金貨にはデザインが施されているため、製造費や輸送費といった諸経費が含まれている分、金地金の小売価格よりも割高です。

大小様々なサイズやデザインがあることから、予算に合わせて購入することができます。

金貨の購入とは別の方法で、金地金を購入する方法があります。

金地金を製造販売している貴金属メーカーや地金商から購入でき、直営店では品質保証がされおり安心です。

金貨とは違い、500g未満の金地金の売買には手数料が発生します。

金価格に連動したETFを購入する

金ETFは上場投資信託で、金価格と連動しています。

投資信託とは、投資家が出資したお金をプロが運用することで得た運用利益を出資した投資家に配分する金融商品です。

これを有価証券化し証券市場に上場することで、投資信託を株式のように証券会社で取引できるようになりました。

金ETFはすべての証券会社で取引することができ、株式投資の経験がある人には入りやすい投資でしょう。

5000円程度からスタートでき、手数料が数百円と安いのが特徴です。

通常、投資信託は1日1回の頻度で値決めされますが、金ETFは常時価格の変動が反映されているので、リアルタイムで取引ができます。

現物の金を引き出せないものが多く、「投資のしやすさ」の観点で選ぶ金融商品といえます。

まとめ

今回は金投資の基礎的知識とメリット・デメリットについて説明しました。

ぜひ金を投資目的で利用する際の参考としてもらえたら幸いです。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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