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厳選されたカナダの3つのREIT

モトリーフール・カナダ支局、2019年5月3日投稿記事より

不動産投資には多くの利点があります。例えば、ポートフォリオをインフレや市場の変動から守ってくれます。

しかし、実際に不動産を所有すると、管理などに手間がかかります。

そこで、REIT(不動産投資信託)の出番です。

REITを購入することで、面倒な管理をすることなく不動産所有と同じ効果を得ることができます。

以下で、厳選されたカナダの3つのREITを紹介します。

クロムビーREIT(ティッカー:CRR.UN

クロムビーREIT(以下「クロムビー」)は、ある意味退屈なREITです。10年近くの間、価格は10カナダドルから15カナダドルの間で推移してきました。

しかし、その間の配当は平均7%で、投資家は将来の更なるリターン向上に期待しています。

クロムビーは、安定性、予測可能性、利益創出の観点で典型的なREITです。

現在、当REITはカナダ南部の州で288の不動産を所有しています。

その保有不動産の約96%が賃貸されており、昨年、契約更新によって賃貸価格が約3%引き上げられました。

2006年以来、同REITは10.2%の年率リターンを上げています。

それに対して、市場平均のカナディアンREITインデックスは8.4%のリターンしか生み出していません。

そして、株式のS&Pトロント総合指数のリターンは5.3%でした。

安定性を売りにした当REITが平均的な市場のリターンを上回ったのです。

コミナールREIT(ティッカー:CUF.UN

コミナールREIT(以下「コミナール」)は、クロムビーのような安定したREITではありません。

2012年、コミナールは25カナダドル以上で取引されていました。しかし現在、当REITは10カナダドル以下です。

6.5%の分配金利回りと割安さから、当REITはお買い得なように見えます。

しかし、安定性は全く保証されないことに注意してください。

ケベックにおける商業用不動産の最大所有者であるコミナールは近年、同地域の経済環境などから大きな悪影響を受けました。

モトリーフール寄稿者のネルソン・スミスは、同REITは「悪い経済指標、大規模買収によるバランスシートの拡大、2度の分配金削減に苦闘している」と書いています。

長期にわたる下落の後、当REITはついに買いのタイミングとなったのでしょうか?

ある著名なポートフォリオマネジャーはそう考えています。

フロントフォー・キャピタル・グループのザカリー・ジョージは、当REITの適切な規模のバランスシートと持続可能な配当を評価し、2019年に当REITをたびたび購入してきました。

現在彼は700万以上の投資持分を所有しています。

個人投資家はコミナールの分配金削減に憤慨しましたが、ザカリー・ジョージは、当REITが1,800万株を超える投資持分の買い戻しプログラムに資金を振り向けていることを歓迎しています。

状況が一変した場合、このコミナールの決断で大きなアップサイドの可能性があります。

CT REIT(ティッカー:CRT.UN

CT REIT(以下「CT」)は比較的小さく、評価額は13億カナダドルです。

また、そのリターンは、この中で最も低い5.4%です。

ただし、当REITには他のREITにはないものがあります。

それは、テナントの信用力の高さが「保証」になっているということです。

CTは、投資適格企業であるカナディアン・タイヤの店舗に大半の不動産を貸し出しています。

どの契約にも、長期賃貸に伴う年間賃料の上昇という条件が含まれています。

それは、安定収入と確実な成長をもたらします。カナディアン・タイヤのキャッチフレーズは「信頼性、耐久性、成長性」です。

(なお、米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Ryan Vanzoは、記事で言及されているREITを保有していません。

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