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テンセント決算:増収率低下するも利益はコンセンサス上回る

モトリーフール米国本社、2019年5月16日投稿記事より

テンセント(騰訊控股、ティッカー:TCEHY)がこのほど発表した2019年第1四半期(1月~3月)決算の内容は強弱相半ばするものでした。

売上高は前年同期比16%増の855億元(127億ドル)で、アナリストのコンセンサス予想を下回り、IPO後最も低い増収率となりました。

一方、純利益は17%増の272億元(40億ドル)で、アナリスト予想を78億元上回りました。

なお、非GAAP(米国一般会計原則)ベースの純利益は14%増の209億元(31億ドル)でした。

ゲームビジネスで追い風

テンセントの売上高の約3分の1を占めるオンラインゲーム部門は、昨年中国で9カ月間続いた新ゲーム認可凍結の影響を大きく受けています。

それでもゲーム売上は前四半期比18%増となり、モバイルゲームで11%増、PCゲームで24%増でした。

これは、ゲームビジネスが回復しつつあることを示唆しています。

幾つかの新ソフト投入が追い風となっており、新たなバトルロイヤルゲームのGame for Peaceは、リリース後72時間でアプリ内課金売上が1,400万ドルに達しました。

新たな成長エンジン

テンセントは昨年10月、主力のゲーム事業への依存度を減らすため、クラウド、AI、フィンテックを含む新規ビジネス部門を設立しました。

今回、同部門の業績が初めて公開されました。

同部門の売上は前年同期比44%増で、テンセントの全売上高の4分の1を占めています。

今後の見通し

テンセントの増収率は、ゲーム事業の緩やか回復と広告事業の減速により今後数四半期間は低迷する可能性があります。

しかし、利益率を上昇させ、事業の融合を進めているため、利益は引き続き上昇すると予想されます。

テンセント株は、貿易戦争および中国経済の減速に関する懸念に引き続き圧迫されるとみられますが、それでも中国の巨大なハイテクセクターの中では依然として長期的な投資対象になると考えられます。

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元記事の筆者Leo Sunは、JD株とテンセント・ホールディングス株を保有しています。モトリーフール社は、Bilibili株、JD株、テンセント・ホールディングス株を保有しており、そして推奨しています。

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