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5月に株を売って相場から離れるべきか?

モトリーフール・シンガポール支局、201958日投稿記事より

「5月に株を売って相場から離れろ」は、株式市場で有名な格言です。

米国の株式市場のアノマリー(理論では説明できない事象)の一つで、米国では5月から9月にかけて株価が下がりやすく、9月半ばごろから上昇しやすい傾向があるためです。

シンガポールでは、このところストレーツ・タイムズ指数(ティッカー:^ STI)は低調に推移しています。

このシンガポール株式市場のベンチマークは、5月1日から7日にかけて2.6%下がりました(記事執筆時点)。

投資家は5月にすべての銘柄を売却し、株式市場から去るべきでしょうか。

いいえ、そうとは思えません。

市場のタイミングを計ることは難しい

フォーブスによると、1950年から2013年頃までの米国のダウ平均株価指数は、11月から4月にかけての平均リターンが7.5%だったのに対し、5月から10月はわずか0.3%でした。

しかし、最近はそれほどはっきりとしたパターンは見られません。

インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、投資家が2016年5月に銘柄を売却していた場合、大きな利益を逃していたでしょう。

また、ナスダック総合指数は2016年4月に4,775.36で終了しましたが、 5月に上昇し、6月下旬にはさらに上昇しました。

結局、ナスダック総合指数は、2016年6月末から2018年1月末にかけて55%上昇しました。

ストレーツ・タイムズ指数は2017年5月から2018年4月までの間に13%以上も上昇し、2018年12月に下落しました。

上記の例から、市場がどう動くか予測することは困難です。

投資家はどう動くべきか

投資家は、市場のタイミングを計って売却するのではなく、株価の背後にあるビジネスに焦点を当てる必要があります。

一つの投資アイデアとしては、バリュエーションが低くてファンダメンタルズが強固な銘柄を購入し、長期間保持することです。

バリュエーションが低い銘柄は、現在のように株式市場のボラティリティが高い時期に多く見受けられます。

株式市場が再び回復すると、こういった銘柄を買う機会が少なくなります。

2008年から2009年のことを思い出してください。

購入に最適な時期は、人々がパニックになっていたときでした。当時、このような銘柄に買い向かった投資家は、その後大きな利益を享受したことでしょう。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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