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国内のサイバーセキュリティ関連銘柄に注目

IT技術の進化の波は金融業界にも波及し、フィンテックという言葉も誕生しました。

しかし、IT技術の進化とともに問題になるのがサイバー攻撃です。

我が国ではIoTやキャッシュレスの普及を目指し、2020年には東京オリンピックを控えています。

インターネットにおけるセキュリティの重要性はますます高まっていくでしょう。

また、2018年初頭のコインチェックでの仮想通貨流出事件をうけて、サイバーセキュリティ関連銘柄にも注目が集まっています。

今回の記事ではサイバーセキュリティ関連ビジネスの市場規模や意識の高まり、代表的な銘柄を紹介していきます。

サイバーセキュリティ関連ビジネスの市場規模

サイバーセキュリティ関連ビジネスの市場規模は2019年において約1,700億ドルにも達しました。

また、サイバーセキュリティ関連銘柄のパフォーマンスの推移を示す「ISE サイバーセキュリティインデックス」によると、2018年末の下落はあるものの右肩上がりの成長が伺えます。

株式市場においてもサイバーセキュリティ関連の部門を持つ企業は注目されているのです。

IT技術を活用した社会において、 ネットワークセキュリティに対する重要性が高まっていることを背景に、まだまだサイバーセキュリティ市場は拡大していくことが予測されます。

サイバーセキュリティの注目分野

特に注目されているのがIoT、クラウドサービス、サイバーセキュリティコンサルティングの分野です。

それぞれ簡単に解説していきましょう。

IoT

IoTはモノとインターネットが接続され、情報交換することによって互いに制御する仕組みのことです。

例えば、自動車の分野においては、自動車とスマートフォンを接続することによって、カーナビを使用しなくても道を教えてくれるようになります。

もちろん、音楽の再生も可能ですので、快適なドライブを後押ししてくれますね。

将来的には自動運転システムも実現され、さらに便利になっていくことが予測されます。

しかし、モノをインターネットに接続するため、機器だけでなくその周辺のシステムも守る必要が出てきます。

そのため、IoTの普及はサイバーセキュリティの市場の拡大につながると考えられます。

クラウドサービス

クラウドサービスとは、インターネットを経由してデータやソフトウェアといったITリソースを管理するシステムです。

ITリソースを保存したハードウェアを持ち運ぶ必要がなくなり非常に便利です。

代表例はGoogleやAppleが提供するクラウドサービスであり、多くのユーザーが存在します。

クラウドサービスは顧客のデータを守るために高度なサイバーセキュリティ技術を要しますので、クラウドサービスの市場の拡大もサイバーセキュリティ市場の拡大につながると考えられます。

サイバーセキュリティコンサルティング

サイバーセキュリティ関連のサービスを提供するにあたり、単にセキュリティソフトを提供するだけでなく、顧客のネットワーク環境やコスト、人員等を考慮したニーズが高まると考えられます。

サイバーセキュリティコンサルティング関連企業は、そうしたニーズに応えるべく総合的なサービスを提供しますので、市場も拡大していくでしょう。

サイバーセキュリティの意識は高まりを見せている

インターネットがビジネスや生活の一部となることで懸念されるのはサイバー攻撃です。

2018年のコインチェックの仮想通貨流出事件を筆頭に、各国でサイバー攻撃による被害件数は右肩上がりの増加をしています。

主なサイバー攻撃としては、パスワードを不正に暴く「パスワードクラック」、ウィルス入り電子メールを送りつける「ランサムウェア」、コンピューターを乗っ取り使用不能にする「DDoS攻撃」などです。

また、新たな手法のサイバー攻撃も次々と生み出されるため、サイバーセキュリティの意識は高まりを見せています。

サイバーセキュリティ関連の銘柄

サイバーセキュリティへの意識の高まりは関連銘柄の成長を促します。

サイバーセキュリティ関連の代表的な銘柄をチェックしていきましょう。

FFRI(3692)

FFRIは標的攻撃型マルウェアへのセキュリティに特化した企業です。

近年増加傾向にある「標的攻撃型」のサイバー脅威の分析や対策、事後対応などのアドバイスを行っています。

IoT関連事業も展開していることから、今後の大きな成長が期待されます。

ソリトンシステムズ(3040)

ソリトンシステムズは防御・検知・対応を包括的に支援し、サイバー攻撃対策ビジネスを展開する企業です。

サイバー攻撃を一つの対策で食い止めることは難しく、サイバー攻撃の複雑化に伴って需要の拡大が見込めます。

セキュアヴェイル(3042)

情報セキュリティ対策における基本、「ログ」に特化したサービスを展開する企業です。

ログを管理することで、問題が発生した時にログから原因調査・手法・漏えいルートを解析し、迅速に対応することができます。

また、ログのモニタリングを周知することで不正の抑止力にもなります。

クラウドサービス向けのサイバーセキュリティへも着手しており、今後の需要拡大が期待できます。

テリロジー(3356)

テリロジーの特徴はなんといっても仮想通貨関連のサーバーセキュリティに着手している点でしょう。

コインチェックでの仮想通貨流出が記憶に新しい中、サイバーセキュリティ関連と仮想通貨関連のテーマを同時に扱うというのは大変魅力的です。

現在は下火になりつつあるテーマですが、仮想通貨への注目が高まれば大きなリターンがうけられる可能性があります。

ラック(3857)

ラックは「調査・診断・コンサルティング」「監視・運用」「セキュリティ教育・訓練」「セキュリティソリューション」「システム開発・ITソリューション」「製品」と、多角的かつ高水準にサイバーセキュリティ関連ビジネスを展開する企業です。

テーマへの関心が高まれば、リターンを受けやすいと考えられます。

トレンドマイクロ(4704)

トレンドマイクロは総合セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」で世界的に高い知名度を誇る企業です。

法人だけでなく個人向けへの製品の提供も行っており、IoT分野の成長に伴って需要の拡大が期待できそうです。

まとめ

インターネットの普及、用途拡大と切っても切り離せないのがサイバー攻撃。

これから大きな成長が見込めるテーマですので、ぜひチェックしておきましょう。


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