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教育ローン、学資保険、奨学金の特徴と違いについて

教育資金に関するサービスはたくさんあり、中でも教育ローンや学資保険、奨学金を使ってきた人は多いはずです。

似たようなサービスに見えますが、契約者や返済者、仕組みがそれぞれ異なります。

この記事では、教育資金に関するサービスについて解説しています。

教育ローン・学資ローン

教育ローンは、子どもが高校や大学、専門学校などに入学するときに借りるローンのことです。

通常は入学の数ヶ月前に申し込み、卒業後から本格的に返済する形になります。

国の教育ローンと民間の教育ローンについてご説明します。

国の教育ローン

国で運営されている一般的な教育ローンです。

金利が低く、収入の低い方でも利用できるため多くの人が利用しています。

借りる金額は最大350万円(留学資金を含む場合は450万円)。

金利は固定で年1.78%程度です。返済期間は最長15年で、主に学生の保護者が借りる手続きや返済をしていきます。

奨学金との併用も可能なので、学費は教育ローン、生活費は奨学金でまかなうこともできます。年収が低い母子家庭や父子家庭の方でも借りられるローンです。

用途が幅広い点でも便利なローンです。(高校生、大学生、専門学生、大学院生、学費、留学資金、受験料、生活費、家賃など)

上限金額についてですが、世帯で350万円ではなく、子ども1人につき350万円借りられる仕組みです。

例えば上の子どもの大学進学で350万円、下の子どもの専門学校進学で350万円の合計700万円借りることができます。

年収が低い場合は金利を低くしてもらえたり、返済期間を延長してもらえたりもします。

簡単に返済シミュレーションができますし、手続きから3週間前後で入金されるので気軽に申し込みできます。

入学の2~3ヶ月前から申し込み可能で、入学しない場合はキャンセルも可能。

入学資金(受験費用など)と在学資金(学費や家賃)のどちらを借りるかによって必要書類が異なります。

民間の教育ローン

国ではなく各金融機関が運用している民間の教育ローンもあります。

国の教育ローンに比べると金利が高めですが、普段使っている金融機関のローンを利用したり特定の期間に申し込んだりすると金利が下がることもあります。

借りられる金額

金融機関によって大きく異なります。

国の教育ローンと同様に上限300万円前後の場合もありますが、1000万円まで借りられる機関もあります。

「子どもが県外の私立大学に行く」「長期間留学に行く」など、より大きなお金が必要な場合は国の教育ローン(上限350万円)では間に合いませんので、民間のローンを検討する必要があります。

金利

金利は国の教育ローンよりも高めです。

低くて2%台後半、高くて8%前後。

高額を借りられたり、条件が自分に合っていたりと便利ですが、金利が高いのはネックですね。

返済期間

会社やサービスによって異なりますが、5~15年とさまざまです。

「借りた人が66歳になるまでに返済し終わるように」「71歳になるまでに返済し終わるように」など、親の年齢によって返済期間が変わることが多いです。

30代後半以降に子どもが生まれた方は年齢制限に引っかかる可能性がありますので、ご自分の年齢を考慮して返済期間を考える必要があります。

学資保険

子どもの教育資金を数年かけて積み立てていく仕組みです。

教育ローンは入学直前にローンを組んで教育関係資金を捻出しますが、学資保険はずっと前から積み立てて、いざという時に備える仕組みです。

ローンではなく、積み立てです。

運用元は郵便局を含めたさまざまな金融機関、保険会社などです。

積み立て金額の目安

大学入学資金のため、200〜300万円前後を受け取れるように積み立てる方が多いようです。

返戻金

ローンと違って積み立ての保険なので、最終的には払った金額よりも多くの金額を受け取れます。

例えば積み立て総額は300万円でも、返戻金があるため受け取る金額は330万円、のようになります。

多くの場合、普通に預貯金をするよりもお得になります。

子どもが生まれてすぐに親が加入することが多いです。

中には出生前から積み立てられる保険もあります。

月々の積み立て金額は受け取りたい金額によって異なりますが、数千円から1万円台の積み立てであることが多いです。

返戻金があるため、普通に預貯金するよりも学資保険を利用した方がお得になることが多いです。

また、単に教育資金として役立つだけでなく、子どもが入院した時や死亡した時の保険としても役に立つ、包括的な保険もあります。

契約者(主に親)が死亡した場合、死亡した後は保険料をおさめなくてもおさめたことになり、保険金を受け取ることができる場合が多いです。

奨学金

教育に関する資金を受け取る仕組みです。

代表的な機関には日本学生支援機構(JASSO)があります。

そのほかにも民間で運営されている奨学金の機関や個人で作られた奨学金制度などかなり多くの奨学金制度があります。

返還不要の給付型と返還が必要な貸与型があり、さらに貸与型の中でも無利子のタイプと有利子のタイプがあります。

給付型は返還が不要なので、ローンではなく「もらうだけ」の奨学金になります。

貸与型は、奨学金といいつつも「本人が借りる教育ローン」のようなものです。

親の年収や本人の成績によって、給付型、無利子、有利子などを審査されます。

受け取れる額

年間数万円のものから数百万円受け取れるものまでさまざまです。

月々3~8万円を受け取るように設定している学生が多いです。

一般的に、有利子の貸与型(金利をつけて返済しなければいけないもの)を利用すると高額なお金を受け取ることができます。

ただし結局高い金利をつけて返済しますので、たくさん借りると後々苦しくなります。

返済期間

一括返済から20年かけての返済までさまざまです。

返済方法や月々の返済金額は申し込み後にも変更できる場合が多いです。

返済期間が20年の場合は、大学卒業時から42歳頃まで奨学金を支払い続けることになります。

かなり長いですので、会社勤めの方はボーナス払いなどを利用すると返済期間を短くできます。

借りる人

学生本人が契約します。

返す人

貸与型の場合、返すのも学生本人であることが多いです。

保証人も必要で、親以外で一定の年齢の人を保証人に立てなければなりません。

「返済が終了するときに●歳以下であること」といった決まりがありますので、祖父母の年齢ですと保証人になれないことが多いと思います。

多くの場合、叔父叔母を保証人にします。

保証人が見つからない場合、月々5,000円ほどを奨学金から天引きし、奨学金の機関を保証人代わりにすることもできます。

まとめ

教育にはたくさんのお金がかかります。

毎月数万円を支払うのは難しいため、子どもが幼い頃から学資保険を積み立てたり、入学直前にローンを組んだり、子ども本人が奨学金を申し込んだりしながら学生生活を送ることが多いのです。

経済状況と子どもの年齢を考えながら、将来のために少しずつ準備をしていきたいものです。


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