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FPと簿記ってどう違うの?資格を取るならどっちがおすすめ?

FPと簿記はどちらも人気があり人生に役立つ資格です。

ただ、お金に関する資格だということはわかっていても、資格を取るメリットや、どちらを優先すべきなのかがわかりにくい…と、感じる人が多いのも確かです。

そこでFPと簿記の資格を両方取得した経験から、両者の違いや特徴を解説します。

それぞれの資格の難易度、どのような人に合うのかなどをお伝えしていきます。

就職や転職を考えている、もしくは、お金についてもう少し勉強しておきたいと考えている人は参考にしてください。

FP(ファイナンシャルプランナー)ってどんな資格?

FPとは、ざっくりいうと「家計にかかわるお金の専門家」のことをいいます。

そもそも、「ファイナンシャル・プランニング」とは、人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法のこととされています。

つまり、家計にかかわるすべてのお金の知識を備えて、相談者の夢や目標がかなうようにサポートするのがファイナンシャルプランナーなのです。

そのため、フィナンシャルプランナーになるには、金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。

もちろん、相談者のためだけでなく、得た知識を使って自分自身の夢や目標のためにプランニングをすることにも役立ちます。

FPの資格は、3級から1級まであり、2018年度のFP協会が主催する3級の受験者数は7万2千人を超える人が受験する大変人気の資格となっています。

簿記の資格ってどんな資格?

一方の簿記は、こちらもざっくりいうと、「企業のお金の出入りを計算して記録すること」をいいます。

対象となる企業は、誰もが知っている大企業から個人事業主までさまざまです。

簿記を理解すると、企業の経理事務に必要な会計知識が身につくだけではなく、企業の財政状況や経営成績を読み解く力がつき、会計の基本であるコスト感覚が身につきます。

社会人として仕事をする上で、コスト感覚を身につけることはとても大切ですので、今では多くの企業が社員に対して簿記の資格を取得するように奨励しています。

そのなかでも日本商工会議所が主催する日商簿記検定は、年間で約60万人の人々が受験しているメジャーな資格となっています。

 FPと簿記、どっちを取ればいい?

これまでの解説で、FPは「家計にかかわるお金の専門家」であり、簿記は「企業のお金の出入りを計算して記録すること」であるとわかりました。

では、今度はどちらの資格を取ればいいのかを、「どの基準で判断するのか」を見ていきます。

一般企業で働く場合は簿記

簿記の資格を取得している人を求める企業が多いため、一般的な企業で働こうと考えている場合は、簿記の資格を取得しておくことをおすすめします。

簿記の資格を取得するために勉強したことは、事務職以外でも役に立つことが多いため、就職や転職で有利になります。

証券会社や保険会社で働く場合はFP

働きたいと希望している企業が、証券会社や保険会社の場合は、FPの資格を取得しておきましょう。

証券会社や保険会社では、個人の顧客に対してアドバイスすることが多い立場となるため、金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などの幅広い知識が役に立ちます。

他にも、銀行や信用金庫といった金融系、住宅メーカーなどの不動産関係の企業は、FP資格を有している人が活躍できる場といえるでしょう。

難易度と合格率で選ぶ

FPと簿記の両方の資格取得を目指しているという場合は、まずは合格率の高い資格から受験するとモチベーションが保てます。

そこで、日商簿記3級とFP3級の合格率を見てみます。

  • 日商簿記3級…55.1%(2019年2月実施)
  • FP3級…77.09%(2019年1月実施)

次に、就職活動で評価されることの多い2級での、それぞれの合格率を見てみます。

  • 日商簿記2級…12.7%(2019年2月実施)
  • FP2級…40.39%(2019年1月実施)

こうして比較してみると、3級、2級どちらもFPの方が合格率は高くなっていますので、資格が取りやすいといえるでしょう。

ただ、FP2級は3級の合格者でなければ受験できませんので注意が必要です。

参考:商工会議所

参考:FP協会

 FPの資格を取るメリット

FPの資格を取るメリットは、お金に関する幅広い知識を身につけられる点といえます。

FPの学習範囲はとても幅広く、教育、住宅、老後といった三大資金計画について学ぶのはもちろん、年金や税金、保険、相続など、お金に関するありとあらゆることを学びます。

そのため、「我が家の保険に無駄はないだろうか」、「教育資金はどのように準備すればいいのだろうか」ということも自分で考えて解決できるようになります。

このように、FPの資格を取ると、家計にかかわるお金のすべてを把握できるというメリットがあります。

簿記の資格を取るメリット

簿記は、企業のお金の出入りを計算して記録することとお伝えしました。

これはイコール会計の基本を学ぶということですので、働く部署が経理でなくても、営業や管理部門、どの部署でも役立ちます。

たとえば、利益を出すためにコスト面から論理的に営業提案ができる、取引先の経営状況の把握ができる、企業内で決算業務をするなど、簿記の資格を生かせる場面がとても多いのです。

他にも、就職や転職に有利になりやすいことも簿記の資格を取るメリットといえます。

また、将来、独立して開業する場合は、簿記の知識がそのまま経営にいかせますし、税理士や公認会計士を目指すことも、簿記を学べば可能になるのです。

どちらも生活に密着した資格 まずは取りたい方からチャレンジしよう!

FPと簿記の資格の違い、それぞれのメリットをお伝えしてきました。

どちらを選べばいいのか迷っている方は、取得した資格を現在の仕事にいかすのか、将来のステップアップのためにいかすのかを考えて選びましょう

FPと簿記、どちらも人生に大いに役立つ資格です。

迷っているなら、まずは合格しやすいFPから学んでみましょう。

その上で、今後どのように仕事をしていきたいのかを考えると、おのずと取るべき資格が見えてきます。ぜひ、資格取得のためにがんばってみてください。


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