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【米国個別株動向】GMの自動運転車子会社、ホンダなどから約12億ドルの追加出資

モトリーフール米国本社、2019年5月7日投稿記事より

ゼネラルモーターズ(ティッカー:GM、以下「GM」)の自動運転車子会社のクルーズは7日火曜、11億5,000万ドルの追加出資コミットメントを受けたと発表しました。

これで、クルーズの企業価値は190億ドルに達します。

この追加出資により、クルーズの自動運転車開発が加速するとみられます。

過去1年間に、クルーズは合計72億5,000万ドルの出資コミットメントをホンダ、ソフトバンク・ビジョン・ファンド、Tロウ・プライス・アソシエーツ、GMから受けています。

このうちホンダは、今後12年間に合計27億5,000万ドルの投資を予定しており(当初の投資額は7億5,000万ドル)、クルーズとホンダは自動運転車で共同開発を進めています。

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ソフトバンク・グループのビジョン・ファンドは、既に22億5,000万ドルの出資コミットメントを行っています。

今回の追加出資で、ホンダとビジョン・ファンドがどれだけ出資しているかは明らかになっていません。

追加出資が意味すること

クルーズは3月、年末までに社員数を倍増する計画を発表していましたので(現在の社員数は約1,000名)、追加出資は人員増のサポートなどに活用されるとみられます。

クルーズは、年内のサンフランシスコでのライドシェアリング・サービス開始を目指しています。

同社は、サンフランシスコでのサービスを軌道に乗せた後、全米展開を計画しています。

なお、アルファベット(ティッカー:GOOG、GOOGL)の自動運転部門のウェイモは、既に昨年末に自動運転車を使ったライドシェアリングの商用サービスをアリゾナ州で開始しました。

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クルーズは、自動運転車市場に入り始めたところですが、同市場には大きな拡大余地があります。

自動運転車によるライドシェアリング・サービスを含めたMaaS(Mobility as a service、サービスとしての移動)市場の規模は、2050年までに3兆ドルを超すと予想されています。

このため、クルーズ、ウェイモ、ウーバー、リフトなどが自動運転開発にしのぎを削っている訳です。

自動運転車分野におけるクルーズや競合他社による動きが加速していますが、投資家は、この市場はかなり早期の段階にあることを認識すべきでしょう。

自動運転サービスで大規模な売上を計上できるようになるには、あと数年はかかるとみられます。

GMの投資家は、クルーズの商用ライドシェアリング・サービス開始を忍耐強く待つべきでしょう。


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アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Chris Neigerは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、ソフトバンク・グループを推奨しています。

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