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半導体銘柄比較:エヌビディアとクアルコム

モトリーフール米国本社、2019年5月5日投稿記事より

エヌビディア(ティッカー:NVDA)とクアルコム(ティッカー:QCOM)は、代表的な半導体企業です。

エヌビディアはゲーム機搭載のグラフィックチップで、クアルコムは移動体通信制御チップで業界をリードしています。

両社の強みと長期的な見通しを確認します。

クアルコム:5G移行の恩恵を享受へ

クアルコムにとって最も大きな機会は、超高速の次世代5G(第5世代)ワイヤレススタンダードです。

5Gのインターネット速度は、4G LTEの20倍以上と言われており、信号の送受信の遅延がほとんどなくなります。

クアルコムは、3Gや4Gネットワークに携帯端末を結びつけるモデムチップを生産してきており、5Gで事業の更なる拡大を見込んでいます。

調査機関によれば、今後数年で5G関連のグローバル市場規模は6,190億ドルに達すると予想されています。

クアルコムは、通信特許を巡る訴訟に関与してきて、訴訟が同社の事業の悪影響を及ぼすこともありました。

しかし、4月には同社は長く法廷係争を続けてきたアップルと全面和解し、事態は好転しつつあります。

5Gネットワークが世界的に拡大することで、クアルコムの半導体売上の増加が予想されますが、それがどれだけ同社の利益に貢献するかを注視する必要があります。

5Gの技術革新の波に乗るための米国株式投資

エヌビディア:自動運転車など新たなテクノロジーの台頭に期待

エヌビディアは5Gトレンドには関係ありませんが、同社は、台頭しつつあるテクノロジーから多くの恩恵を受ける可能性があります。

エヌビディアのビデオゲーム向けGPU(画像処理半導体)は、同社の売上高の半分以上を占めています。

このセグメントの売上は最近減速していますが、それでもさらなる成長ポテンシャルがあります。

2018年のビデオゲーム市場規模は1,380億ドルでしたが、2020年には1,800億ドルに拡大すると予想されています。

ビデオゲーム以外では、エヌビディアのGPUは、人工知能、自動運転車等で使われています。

エヌビディアのDrive PX Pegasusチップは、自動運転制御やドライバー支援に使われています。

エヌビディアは、特に自動運転車市場に大きなポテンシャル見出しています。

エヌビディア、トヨタとの自動運転車でのパートナーシップを拡大

結論

両社を比較した場合、AI、ゲーム、自動運転車、その他セクターで売上の多角化が望めるエヌビディアの方が優れているとの見方があります。

エヌビディアは、さまざまなテクノロジーの台頭を追求しつつ、GPUテクノロジーの先進企業の地位が揺らぐことはないでしょう。

一方、クアルコムは5Gの恩恵を受けるでしょうが、3Gや4Gの時のように巨額の特許使用料を受け取ることはないと考えられます。

このため、クアルコムに成長余地があるものの、エヌビディアの方が広範なテクノロジーの活用機会に恵まれているとの見方があります。


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元記事の筆者Chris Neigerは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アップル株とエヌビディア株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、クアルコム株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。

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