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今注目される米国銀行株3銘柄

モトリーフール米国本社、2019年5月2日投稿記事より

強い米国経済、連邦法人税率の引き下げ、金融規制緩和の可能性を考えると、米国の銀行にとって利益を上げやすい環境です。

しかし、このところ銀行セクターは市場平均に対してアンダーパフォームしており、長期投資家に対して投資機会を提供していると考えられます。

注目される銀行としては、ゴールドマン・サックス(ティッカー:GS)、JPモルガン・チェース(ティッカー:JPM、以下「JPモルガン」)、ファースト・インターステート・バンクシステム(ティッカー:FIBK、以下「ファースト・インターステート」)があります。

ゴールドマン・サックス:短期的な逆風にもかかわらず長期的な成長機会

短期的には逆風がありますが、ゴールドマン・サックスは将来的には市場平均を上回るリターンをあげる可能性があります。

先日発表された2019年第1四半期決算は期待外れでした。

総収入は前年同期比13%減の88億1,000万ドル、1株当たり利益は17.8%減の5.71ドルでした。

また、ゴールドマン・サックスの株価は、同行が関与したとされるマレーシアの不正債券ファンド問題の影響を受けています。

しかし、ゴールドマン・サックスには将来の成長機会があります。

同行が開始した一般消費者向けデジタル銀行「マーカス」は、オンライン貯蓄口座、個人向けローンを提供しており、近く資産運用ツールの提供も開始します。

また、ゴールドマン・サックスはアップルと提携してクレジットカード業務も開始します。

ゴールドマン・サックスは新市場に参入し、ITを活用してコスト削減を進めつつありますが、PER(株価収益率)は8.5倍を下回る水準です。

【米国個別株動向】ゴールドマン、全般的にさえない決算

JPモルガン:最も優れた米国銀行のステータス維持

JPモルガンは、過去数年間にわたり最も優れた米国銀行と見なされてきました。

米主要4行「ビッグフォー」の中でも、利益率で並ぶ銀行はなく、さらに同行は目覚ましい成長を続けています。

最近発表された第1四半期決算も極めて好業績で、16%のROE(自己資本利益率)は業界平均の10%を大きく上回っています。

利益面だけでなく、事業成長も加速しています。

クレジットカードの販売取扱高は前年同期比10%増となり、投資銀行収入は44%増で過去最高を記録しました。

また、他行が減少に苦しむ中、JPモルガンはアドバイザリー収入12%増、債券引受収入21%増の好業績をあげています。

【米国個別株動向】JPモルガン、第1四半期は予想を上回る増収増益

JPモルガン株は現在、予想PER11.2倍と低い水準で取引されています。

また、同行のPBR(株価純資産倍率)も、過去1年間のレンジの下方にあります。

JPモルガンのPBR(株価純資産倍率)の推移

出典:YCHARTS。2019年4月16日時点

ファースト・インターステート・バンクシステム:急拡大しつつある地方銀行

モンタナ州およびワイオミング州を元々の営業基盤とするファースト・インターステートは近年、ワシントン州、アイダホ州、オレゴン州、サウスダコタ州などの太平洋北西地域に営業地域を急拡大しています。

資産は120億ドルを超え、中小金融機関を買収してさらなるスケールメリットを追求しています。

地方銀行の盛衰は営業地域の経済状況に寄るところが大きいですが、ファースト・インターステートの場合、成長ポテンシャルが大きい地域に立脚しています。

自然資源や観光資源が豊かで、大企業が地域の商業活動を牽引している地域が多いため、ファースト・インターステートは、地域の主要行になるための長期戦略を遂行しやすい状況にあるとの見方があります。


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元記事のファースト・インターステート・バンクシステム担当の筆者Dan Caplingerは、アップル株およびファースト・インターステート・バンクシステム株を保有しています。ゴールドマン・サックス担当の筆者Matthew Cochraneは、JPモルガン・チェース株を保有しています。JPモルガン・チェース担当の筆者Matthew Frankel, CFPは、アップル株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株を保有しており、そして推奨しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。

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