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【米国個別株動向】MGMリゾーツ、日本のカジノ市場に注目

モトリーフール米国本社、2019年5月1日投稿記事より

統合型リゾート大手のMGMリゾーツ(ティッカー:MGM)は、アジアのカジノ市場に照準を向けており、マカオの成長を享受しつつ、次の大きな市場となる日本に注目しています。

同社の売上高の大半は米国関連ですが、マカオ地域はMGMリゾーツの調整後EBITDA(支払い利息・税金・償却控除前利益、リゾートからのキャッシュフローに相当)の4分の1を占めており、重要な地域です。

ラスベガスのカジノ売上は減速

MGMリゾーツが4月30日火曜に発表した2019年第1四半期決算によれば、同社の主要市場であるラスベガスのカジノ売上は、前年同期比13%減でした。

ラスベガスでは、カジノ以外の売上は好調で、ホテル宿泊売上は5%増、1部屋当たりの売上は3.7%増の155ドルでした。

食品および飲料売上は8%増と大幅に伸びています。

ラスベガスでは、カジノ以外の売上が伸びているのは長期的トレンドで、MGMリゾーツでも売上に占めるカジノ収入の割合は半分以下になっており、カジノ以外の分野が成長を牽引しています。

マカオの成長続く

MGMリゾーツの成長ドライバーはマカオです。

第1四半期のマカオ地域の売上は前年同期比23%増の7億3,400万ドル、調整後EBITDAは26%増の1億9,100万ドルでした。

しかし、カジノ以外のリゾート施設としての業績はやや異なります。

主力ホテルMGMマカオのEBITDAは11%減の1億2,900万ドルとなり、2018年2月にオープンしたMGMコタイのEBITDAはまだ6,200万ドルに過ぎません。

MGMコタイがフル稼働するまでには、まだ時間がかかります。

またMGMマカオの低迷は、リゾート施設の競争激化を反映しているようです。

MGMリゾーツ、日本市場に注目

MGMリゾーツが大いに注目しているのが日本市場です。

昨年7月、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)実施法が成立し、日本でカジノ営業が可能になりました。

MGMリゾーツは、大阪にカジノおよびリゾート施設の建設を計画しています。

日本政府は当面3カ所のカジノを認める方針ですが、カジノ営業の詳細や営業認可企業の詳細を明らかにしていません。

MGMリゾーツは有力企業の一つと考えられており、もし認可された場合、将来的には年間市場規模100億ドル~400億ドルと言われる日本のカジノ市場で大きなシェアを占めるとみられます。

安定的な成長を続けるMGMリゾーツ

投資家はMGMリゾーツの第1四半期決算に失望し、株価は30日に一時6.9%下落しました。

しかし、同社はラスベガスで引き続き多くのキャッシュを創出し、マカオで売上を拡大させ、そして日本という成長ドライバーがあります。

MGMリゾーツはポテンシャルが大きい成長株ではありませんが、有望なカジノ市場における同社の強みを考えると、長期的に堅実な成長を続けていくとの見方があります。


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元記事の筆者であるTravis Hoiumは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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