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【米国個別株動向】バークシャー決算とバフェット発言で注目すべきこと

モトリーフール米国本社、2019年5月1日投稿記事より

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(ティッカー:BRK-A、BRK-B)は、4日土曜に年次株主総会を開催すると同時に2019年第1四半期(1月~3月)決算を発表します。

多くの株主が集まり、バフェットの発言がメディアから注目される株主総会が有名ですが、その影に隠れがちな決算で注視すべき点を紹介します。

バークシャーの現金推移に注目する

投資家は、バークシャーが第1四半期に売買した銘柄に大いに関心があるでしょうが、株式ポートフォリオの詳細は法定開示期限の5月15日まで明らかにされません。

しかし、決算報告の現金および現金同等物の推移を見ることで、バークシャーが株式購入を行ったかを推測できます。

つまり、2018年末時点の現金および現金同等物(約1,120億ドル)に第1四半期の利益を足した額と、3月末の現金および現金同等物を比較するのです。

第1四半期には大型買収が発表されなかったため、大きな差がある場合にはバークシャーが株式購入に動いたことを示唆します。

第1四半期の自社株買いの状況

そして株式購入には2つのカテゴリーがあります。

一つはバークシャーが株式ポートフォリオのために購入した株式で、もう一つは自社株の買い戻しです。

自社株買いの動向は、バークシャーが2018年半ばに自社株買いプログラムを修正して以来、投資家の大きな関心を呼んでいます。

多くの投資家は、2018年第4四半期の小規模な自社株買いに失望していました。

もし、第1四半期に数十億ドル規模の自社株買いが行われていれば、投資家はそれを好感するとみられます。

「資本家のウッドストック」

決算発表と同日にネブラスカ州オマハで行われる株主総会は株主ら数万人が集まる大イベントで、有名な音楽フェスティバルになぞらえ「資本家のウッドストック」と呼ばれています。

バフェットと副会長のチャーリー・マンガーが、数時間にもわたり株主の質問に答えます。

質疑応答がどのように展開されるかは分かりませんが、決算に関連したコメントも出るためバフェットらの発言に注目すべきでしょう。

従って、株主総会は決算発表の一部ではありませんが、それでも重要なことには変わりありません。

決算発表で注目すべきでないこと

なお、バークシャーの決算発表では、1株当たり利益(EPS)に注目する必要はないでしょう。

バフェットが常々コメントしていますが、最近の会計制度の変更によりバークシャーにとってEPSは意味がないと考えられています。

具体的には、バークシャーの利益には株式ポートフォリオ(2,100億ドル)の未実現利益が含まれています。

つまり、仮に当該四半期にポートフォリオの株価が100億ドル上昇した場合、株式を売却しなくても上昇分が利益に計上されてしまうのです。

第1四半期にS&P500インデックスは13%上昇しており、バークシャーの主要株式ポジションはさらに上昇しています。

アップルは20%以上、アメリカン・エキスプレスは15%上昇しました。

このため、バークシャーの第1四半期の利益もかなり大きくなると予想されますが、未実現利益が反映されているに過ぎないことに留意が必要です。


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元記事の筆者であるMatthew Frankel, CFPは、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しています。モトリーフール社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しており、そして推奨しています。

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