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バフェット、久々の大型投資100億ドルで石油会社買収を支援

モトリーフール米国本社、2019年4月30日投稿記事より

ウォーレン・バフェットが、いよいよ大型投資に動き始めたようです。

バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(ティッカー:BRK-A、BRK-B)は、オキシデンタル・ペトロリアム(ティッカー:OXY)に100億ドルを投資し、オキシデンタルのアナダルコ・ペトロリアム(ティッカー:APC)の買収を支援します。

これは、バークシャーの久しぶりの大型投資となります。

100億ドル投資の詳細

100億ドルの出資により、バークシャーは配当利回り8%の優先株を引き受けます。

これにより、バークシャーは年間配当8億ドルを受け取ることになります。

さらに、バークシャーは、オキシデンタルの株を8,000万株まで1株当たり62.50ドルで購入するワラント(株式引受権)も得ます。

バークシャーの投資は、オキシデンタルのアナダルコ買収提案に強力な援護となります。

オキシデンタルは最近、シェブロン(ティッカー:CVX)のアナダルコ買収提案(330億ドル)を上回る380億ドルの提案を出しました。

アナダルコはシェブロンと合意を詰めていましたが、オキシデンタルの提案を検討し始めました。

なお、シェブロンが対抗提案を出す可能性もあります。

バークシャーにとってエネルギー関連投資は得意分野で、株式ポートフォリオにエネルギー株を保有し、そしてエネルギー関連の子会社も抱えています。

また、優先株とワラントの組み合わせも、バークシャーには目新しくありません。

以前もバンク・オブ・アメリカで同様の投資

優先株とワラントの組み合わせについては、バンク・オブ・アメリカ(ティッカー:BAC)のケースがまさにそうで、同行株は現在、バークシャーの株式ポートフォリオで主要なポジションとなっています。

金融危機に際して、バフェットはバンク・オブ・アメリカへの50億ドルの投資を決定しました。

この投資は、配当利回り6%の優先株購入と、7億株を1株当たり7.14ドルで購入できるワラントがセットになっていました。

バンク・オブ・アメリカへの投資は、バフェットの最も大きな成功投資の一つとなりました。

記事執筆時点で、バンク・オブ・アメリカ株は約31ドルで取引されており、ワラント価格の4倍以上です。

バンク・オブ・アメリカの場合、株価がどうなるかは当時定かではありませんでしたが、優先株により多額の配当を確保しつつ、ワラントで株のアップサイドも狙えました。

オキシデンタルへの投資も、同様の展開になるとの見方があります。

バークシャーの株主にとっては朗報か

なお、バークシャーのオキシデンタルへの投資は、確定しているわけではありません。

オキシデンタルのアナダルコ買収はまだ交渉途中であり、うまくいかなければこの投資機会が失われるかもしれません。

それでも、バークシャーの株主は、この投資を歓迎するとみられます。

久しく待たれていた大型投資により大きな安定的リターンを確保し、さらにアップサイドも見込めるわけですから。


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元記事の筆者であるMatthew Frankel, CFPは、バンク・オブ・アメリカ株とバークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しています。モトリーフール社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しており、そして推奨しています。

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