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【米国個別株動向】マテル決算、コンセンサスを上回り既存ブランド健闘

モトリーフール米国本社、2019年4月28日投稿記事より

玩具大手のマテルが25日木曜夕方に発表した2019年第1四半期(1月~3月)は、減収赤字決算となりましたが、アナリスト予想を上回りました。

決算の詳細を見ると、既存ブランド玩具が好調で、構造改革も進んでいるとみられます。

決算発表後、株価は一時約11%上昇しましたが、慎重な通期見通し等を受けて値を消し、結局1%減で26日金曜の取引を終えました。

第1四半期の純売上高は、前年同期比3%減の6億8,920万ドルでしたが、アナリスト予想の6億4,500万ドルを上回っています。

為替中立ベースだと1%増でした。

損益は1億8,370万ドルの最終赤字となり、1株当たりの赤字は0.53ドルでしたが、アナリスト予想を0.03ドル上回っていて、前年同期の0.90ドルの赤字からも改善しています。

既存ブランドの強み

第1四半期の人形、積木、ゲーム関連の総売上は前年同期比18%増(為替中立ベースで22%増)となり、映画関連製品の売上が大きく伸びました。

なお、サプライズは既存ブランド製品の売上が比較的堅調だったことです。

着せ替え人形「バービー」の売上は、誕生60周年記念セールの押し上げ効果があり、13%増でした。

また、50年以上前から販売されているミニカー「ホットウィール」の売上も、為替中立ベースで9%増となりました。

主力ブランドの売上は堅調でしたが、主要な販売経路だったトイザラスの経営破綻(2017年末)により売り場面積が激減したことで、全売上高および利益の低迷が続いています。

進む構造改革

マテルが、持続的な利益成長の軌道に戻るにはまだ多くの課題があります。

しかし、構造改革イニシアチブの進展により、年率で6億1,000万ドルのコスト削減を実現させており、年末までには当初目標の6億5,000万ドルを上回ると予想されます。

経営陣によれば、製造部門、工場インフラ、サプライチェーンの最適化を含む構造改革はまもなく終了するとのことです。

今後の見通し

第1四半期の業績は相対的にはアウトパフォームしましたが、マテルは通年の会社ガイダンスを変更していません。

為替中立ベースの総売上高を、引き続きほぼ横ばいとしています。

また、4月初めに発表されたベビーベッド「ロッキン・プレイ・スリーパー」の自主回収(約500万台)が、今後3,000万ドル~3,500万ドルの減収要因になるとマテルは予想しており、訴訟費用ものしかかるおそれがあります。


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元記事の筆者であるSteve Symingtonは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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