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【米国個別株動向】マイクロソフト、クラウド拡大で成長継続へ

モトリーフール米国本社、2019年4月27日投稿記事より

マイクロソフト(ティッカー:MSFT)は近年、市場パフォーマンスが最も良い銘柄の一つです。

2019年も、好業績と優れた見通しに支えられ、株価は年初来で約30%上昇し、過去最高値圏で推移しています。

同社株に投資していない投資家は、既に出遅れてしまったと考えているかもしれません。

しかし、今後5年間もマイクロソフトが力強い成長を継続するとの見方があります。

【米国個別株動向】マイクロソフト、好決算で時価総額1兆ドル突破

マイクロソフトの業績はこれまで、ウインドウズOS(オペレーティングシステム)とオフィスソフト関連(特にオフィス365)に支えられてきました。

しかし、今後マイクロソフトの業績を牽引していくのは、他の高成長分野であり、特にAzureクラウドプラットフォームです。

Azure自体にビジネスの強みがあり、さらにマイクロソフトの他のプロダクトの売上を加速させるとみられます

急成長しているインテリジェント・クラウド

マイクロソフトはAzureの売上および利益を公表していませんが、公表している2019年度第3四半期(1月~3月)の成長率は73%で、同社のプロダクトの中で最も高くなっています。

Azureは、インテリジェント・クラウド・セグメントに含まれています。

同セグメントには、サーバー、企業向けソフトウェア、コンサルティングも含まれます。

このセグメントは、現在は最も小さいセグメントですが、2019年度第3四半期には前年同期比で22%増となっており、一番伸びているセグメントです。

マイクロソフトのガイダンスによれば、第4四半期(4月~6月)にも、売上規模で最も大きなセグメントになる可能性があります。

セグメント別の2019年度第3四半期(1月~3月)実績と第4四半期(4月~6月)の会社ガイダンス

セグメント 2019年第3四半期の売上 2019年第3四半期の成長率 2019年第4四半期の会社ガイダンス
プロダクティビティおよびビジネスプロセス 102億4,000万ドル 14% 105億5,000万ドル~107億5,000万ドル
インテリジェント・クラウド 96億5,000万ドル 22% 108億5,000万ドル~110億5,000万ドル
パーソナル・コンピューティング 106億8,000万ドル 8% 108億ドル~111億ドル

出典:マイクロソフトの第3四半期決算プレスリリースおよび電話会議

マイクロソフトは、時価総額において世界で最も大きい企業ですが、高成長のクラウドセグメントが業績を後押しすることで、全売上高の10%台半ばの成長が維持されると考えられます。

企業のデジタル変革ニーズに対応

最近の決算に関する電話会議でCEOのサティア・ナデラは、Azureはインフラサービスとして成功しているばかりでなく、新たな市場を開拓し、他の製品の売上拡大に貢献していると言及しています。

ナデラによれば、企業のデジタル変革ニーズ(インフラ、プラットフォーム、インターネット経由のソフトウェアサービス)に対して一括対応が可能なことが、マイクロソフトの大きな競争優位性となっています。

この結果、従来マイクロソフトが手薄だった分野の小売り、ヘルスケア、製造、金融サービスへの更なる浸透が進んでいる、とナデラは強調しています。

Azureはイノベーションも加速

さらにAzureクラウドは、IoT(モノのインターネット)等の今後の成長産業への新製品開発をサポートしています。

マイクロソフトは昨年、IoT関連開発に今後4年間で50億ドルを投資すると発表しました。

また、マイクロソフトは、既存のプラットフォーム、ソフトウェアやサービスなどのAzureクラウドへの移行をさらに進めています。

Azureの今後

電話会議における経営陣のコメントによれば、今後数年のうちに、Azureがマイクロソフトの最大のプロダクトであるオフィス365を追い越す可能性があります。

結論としては、Azureクラウドビジネスが大きく成長するだけでなく、顧客のクラウドへの移行に際してマイクロソフトが一括対応できることが大きな強みとなっています。

そしてその過程において、マイクロソフトの既存ビジネスの更なる拡大が望めると考えられます。

このため、たとえ時価総額が1兆ドルを超えていたとしても、他の主要クラウド企業と同様に、マイクロソフトの株価のパフォーマンスは、今後5年間も市場平均を上回るとの見方があります。

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マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者であるBilly Dubersteinはマイクロソフト株を保有しています。Dubersteinの顧客は、記事で言及されている株式を保有している可能性があります。モトリーフール社は、マイクロソフト株を保有し、そして推奨しています。

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